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A｢では、始めましょうか｣
さっそく、というわけではないけど、作曲作業に入るAちゃん。
ん、俺協力したいって言ったのはいいけど、具体的に何すればいいんだろう。
……何ができるんだろうか？
A｢曲のイメージってけっこうできてたりしますか？歌詞書きながらメロディライン作っちゃってたりとか｣
涼太｢いや……まったく。この間の打ち合わせのバラードのイメージのまま、かな｣
これはもしかすると、役立たずかもしれない……。
A｢バラード調で何パターンか考えてるので、ちょっと聞いててください。なにか思いついたら、遠慮せずに止めて大丈夫ですので｣
Aちゃんはそう言うと、弾き語りを始めた。
……前回も思ったけど、けっこう歌うまいよねAちゃん。
まずは打ち合わせの時の試し弾きに近い曲調。
それからもっとゆったりして切ない曲調。
最後にバラードだけど少しスピード感のある曲調。
とりあえずこの３パターンです、とAちゃんはこちらに向き直った。
うーん、なんだろ。
涼太｢この中だったら最初のがいいかな……｣
A｢でも、しっくり来ない？｣
涼太｢あ……うん……申し訳ないけど｣
A｢いえいえ、じゃあここから考えていきましょうか｣
俺の考えはお見通しと言わんばかりのAちゃんは、席を立った。
なんだろう。
A｢もう少し具体的に考えましょう｣
Aちゃんはバイオリンを手に取ると、パソコンを弄り始めた。
すると、先ほど弾き語りしていた曲が流れ出す。
いつの間にか録音していたらしい。
それに合わせて対旋律のような形でバイオリンを弾いた。
A｢自分の声が流れるのってちょっと恥ずかしいですね｣
なんて、照れながら笑うAちゃん。
深くにもその笑みにドキッとした。
俺の反応がいまいちなのを見てか、続いてシンセに手を伸ばす。
いつものとあまり変わりなくなっちゃいますけどね、と言ってからさっきと同じように弾く。
確かによくも悪くもEXILE TRIBEっぽい。
A｢何がいいかな……｣
次々といろんな楽器を手に取り、弾いていくAちゃん。
クラシックギターで弾き終えた時、俺は閃いた。
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なな(プロフ) - さくやさん» コメントありがとうございます！お待たせしてしまってすみません！ゆっくり更新になりますが、楽しいんで頂けるようがんばります！ (2016年5月16日 20時) (
レス) id: a7057a1863 (このIDを非表示/違反報告)
さくや(プロフ) - おかえりなさい！更新再開、嬉しいです(>_<)ななさんのお話とっても好きです！！楽しみにしてます(*^^*) (2016年5月16日 18時) (レス) id: 5d50bac76b (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - 隼月さん» コメントありがとうございます！！werewolfも読んでいただきありがとうございます……！誰か１人気づいていないと今後の展開でちょっと困るので……気づくとしたら小森さんかなと……(笑) (2016年4月29日 2時) (レス) id: a7057a1863 (このIDを非表示/違反報告)
隼月 - Werewolfの作者さんと同じ方でしたか！他の作者さんとは違う作風でとても面白いです！まさかの小森さんだけが気付いているという・・・ (2016年4月28日 20時) (レス) id: 47f734d6ea (このIDを非表示/違反報告)
なな(プロフ) - ありゅさん» 腐女子の方でしたか……！腐ってる方からすると物足りないところもあるかもしれませんが、ぜひ楽しんでいってください！人狼の方も読んで頂いてありがとうございます！！！ (2016年4月23日 16時) (レス) id: a7057a1863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なな | 作成日時：2016年4月11日 0時
