彼女は801ガール-Ryota.K-

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あれから順調に進んだトレーニングは終わりを迎え、今はクールダウンの時間。








トレーナー｢そろそろ新曲入るんだろ？｣

龍友｢そっすね｣

A｢私はもうA面は書き上げて、今は返事待ちです｣

トレーナー｢ほう？Bは？｣

涼太｢それが、また別で打ち合わせするみたいなんですよね｣









普段なら、１回の打ち合わせで１枚全ての話をする。

１枚を通しての流れ・雰囲気も作品として大事なのだ。









トレーナー｢珍しいな。何か違うことでもするんだろうな｣

龍友｢ちょっと楽しみっすね｣









クールダウンを終え、荷物をまとめてお開きとなる。








トレーナー｢はい、解散！｣

龍涼｢ありがとうございました！｣

A｢お疲れ様でした｣









スタジオを出てスマホの電源を入れると、通知が。

隣を見ると龍友くんも同じようだ。






白濱今日飲みに行く人!

小森ノ

中務ノ

佐野オレらだけ?

白濱うん

佐野え、じゃあいいかな……

白濱えーーーそんなこと言わずに玲於も行こうよーーー

関口オレは行くよ

白濱ボーカル2人は?






俺も返事を作る。

明日は特に早い用事もないし、参加。







片寄行けるよ







龍友くんも返事をしないのかな、と見ると少し考えてるようだった。








涼太｢龍友くん？｣

龍友｢んー……｣







そう、少し呻くと後ろを振り返り、








龍友｢Aちゃん、この後暇？｣








そうAちゃんに問いかけた。








A｢私ですか？もう仕事も用事も特にありません｣

龍友｢明日は？｣

『明日は午後から打ち合わせです』

龍友｢ええやん｣









ほどなくして、またスマホに通知がくる。








数原俺も行ける

数原Aちゃんも来るってよ









バッと隣を見た。

うすうすそんな予感はしてたけど、本人にちゃんと聞かなくていいの？








小森いぇーい!!!!!

中務いぇーい!!!!!

佐野ならオレも行こうかな









龍友｢Aちゃんも、この後飲み行こ｣

A｢へ？｣

龍友｢他のやつらにも言っちゃったし決定決定｣









ちょっと自由すぎないですか……。

そう思ったけど、Aちゃんが嫌がってる様子はないし、まあいいか。

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