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??「レイ〜、何組だったー?」
女子生徒に声をかけられレイと呼ばれた彼女はゆっくりと振り向き、呼ばれた元へと駆けて行く。
亜麻色の髪を揺らしながら。
レイ「7組、華代と一緒だよ。…あーちゃんは離れちゃったね。」
ソプラノトーンの透き通った声で、そう言ってもう1の女子生徒に話しかける。
するとあーちゃんと呼ばれた女子生徒、有紗は気怠そうに後ろからレイに抱きつき、一言。
有紗「ザンネーン、最後まで3人一緒だったら良かったんだけど。」
3人は高校に入ってずっと同じクラスであった。
レイ「んね。あーちゃんとクラスが離れるのって、考えて見たら初めてだよ。中1の時からずっと一緒だったし。」
寂しそうな素振りも見せず、顔色の一つも変えずに淡々と、いうセリフが決められているかのように喋る。口を動かす。機械のように。
しかしレイも寂しがっていた。普通の人ならわからないが、有紗はレイが落ち込んでいることがわかった。そしてもう一度レイをギュッと抱きしめる。
有紗「そういえばそうだよな。中学ん時から、教室移動とかいつでも一緒だったもん。」
レイ「ね。」
そんな風に、有紗とレイは昔のことを何となく思い出していた。2人は中学の時からずっと同じクラスだった。
有紗に出会い、6年も経っている。
気付いた時にはもう高校3年生だ。
きっと、この1年間なんてあっという間だ。
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もち米太郎(プロフ) - しおらんさん» コメントありがとうございます!!東堂めっちゃ好きで勢いで作っちゃいました笑行き当たりばったりの思いつきの話なので本当文才ないですけど今後も頑張りますんで今後もよろしくお願いします! (2018年9月11日 6時) (レス) id: 498205eb8a (このIDを非表示/違反報告)
しおらん(プロフ) - 凄く面白いです!荒北も好きだけど東堂かっこいいです!早くくっついてほしい!これからハラハラしそうな予感ですが続き楽しみです!頑張って下さい! (2018年9月10日 13時) (レス) id: 097333551a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もち米 | 作成日時:2018年8月13日 18時