彼女にとって【東堂尽八】

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しばらくして食堂に着いた。食堂へ入ると東堂ファンの女子達がキャーキャー言い出す。
猿か、とレイは彼女達に突っ込みたくなったが、流石に喧嘩を売ってるのと変わらないのでやめておいた。
窓際の席を取り、2人は食券を購入する列の最後尾に並ぶ。




レイ「尽八、何食べるの？パスタ？」




尽八「今日はうどんにでもしようと思う。レイは何にするんだ？」




レイ「悩んでる。親子丼か、唐揚げ定食にするかで。…尽八、じゃんけんしよ。私が勝ったら親子丼、尽八が勝ったら唐揚げで。」




東堂「じゃんけんだな！よし！」




東堂は何故か嬉しそうに笑った。





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レイ/東堂「「じゃーんけーん…」」





・





レイ「よし、唐揚げにしよ。」




どうやら尽八が勝ったらしく、レイは唐揚げ定食にしたようだ。
気づいたらもう列の先頭にきていた。
お金を入れ、そのボタンを押そうとする。




モブ「今日親子丼卵二倍だってよ！」

モブ「まじ！？うわぁうれしー！親子丼にするっきゃねぇだろ！」




卵二倍、その言葉にレイは魅かれ、ボタンを押す手が止まった。

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