♭個性：06 ページ6
＊
「てめェ…昨日の…！」
「げっ、ヘドロ」
「誰がヘドロだこのモブ女！！」
翌日。いつもよりはやく目覚めてしまったので
昨日買った本を読む為に早めに家を出たわけだが。
学校の玄関口で偶然、偶然(大切なので二回言う)バッタリと爆豪とかいう人に出会ってしまった。
彼もどうやら私のことを覚えているらしく
めっちゃ睨んできた。
…そりゃ昨日の今日だもんね。
忘れるはずがないよね…！
「昨日は大変な目にあったみたいだね。それで今日平気で学校来るとか…すごいタフネス」
「うっせぇ。内申ひびかねぇようにしてんだよ」
見た目不良にしかみえないのに成績は気にするとか…。
ああ、アレか。
「これがギャップ萌えってやつか？」
「何意味わかんねぇこと言ってんだ。そして俺に聞くな」
どうやらツッコミスキルも持ち合わせているようだ。
「そんな君にコレをやろう」
「…日本一辛いコンソメスープ？」
「この間母親が買ってきてな。飲めたモンじゃないから、辛いのが嫌いな担任に渡そうと思ってたんだ」
「嫌がらせかよ」
一通り缶を見た後、爆豪はなんとフタを開けて飲み始めてしまった。
…え、マジで飲んだの？嘘でしょ？
コンソメの味なんかわからないくらいの辛さだったのに？
「ん……結構イケるな」
「味覚大丈夫？流石に心配なんだけど」
「ンだとコラ正常だボケ！」
「それのどこが正常なんだ」
あり得ない。私なんか一口でぶっ倒れたというのに、この人涼しい顔して飲んだよ。
辛いものが好きだとしても、これはいきすぎてるよ。
「オイ、これ何処に売ってるか教えろよ」
「マジ？これ絶対身体壊すよ？」
「ンなわけあるか」
全部飲みきってもケロっと平気な彼を見て、もうこの人別次元の人だなと思ってしまった。
「…母親には一応聞いておくよ」
「おう」
爆豪は満足したのか、缶を持ったまま一人で教室に向かって行った。
…この缶捨ててこいとか言われると思ってたけど、余程気に入ったのだろうか。
「…それにしても、何気に仲良くなったような…？ま、いっか」
もう面倒なことは考えたくなかったので、私も教室に向かうことにした。
♦♥♦―――――♦♥♦―――――
※『日本一辛いコンソメスープ』は実在しておりません。(当たり前ですが)
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空乃(プロフ) - 藍さん» ご指摘ありがとうございます！すぐに修正します！ (2017年3月7日 21時) (
レス) id: 7c0d9e76df (このIDを非表示/違反報告)
藍 - かっちゃんの「かつき」の『き』漢字が違いますよー (2017年3月6日 20時) (レス) id: 97e3d67abe (このIDを非表示/違反報告)
空乃(プロフ) - 日飫さん» 申し訳ありません。すぐに直します。忠告ありがとうございます。 (2017年2月19日 16時) (レス) id: 7c0d9e76df (このIDを非表示/違反報告)
日飫(プロフ) - オリジナル作品ではないため、オリジナルのフラグ外してください。違反になってしまいますので。お願いします。 (2017年2月19日 14時) (レス) id: 8d4cf36704 (このIDを非表示/違反報告)
空乃(プロフ) - 柚子さん» 柚子様ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願い致します！ (2017年2月18日 18時) (レス) id: 7c0d9e76df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空乃 | 作成日時：2017年2月11日 0時
