♭個性：16 ページ19
＊
「ありがとうございました〜！」
「ホントに助かったぜ！本屋に来たはいいけど種類があり過ぎてさ〜」
「確かに。先生じゃなきゃ良し悪しがわからん」
あれから一緒に本を選び、お会計を終わらして今は近くのベンチに座っている。
因みに敬語で話してたら「同い年だし敬語なしな！その方が話しやすい」と人当たりのいい笑顔で言ってくれた。
自己紹介も軽くした。
爆豪二号とか思ってごめんねマジで。
全然いい人だったよ。
「切島も雄英受けるんだね。ヒーロー科？」
「おう！偏差値とか倍率がハンパねぇからな〜。神無月もヒーロー科か？」
「いや、私は普通科だよ」
「へえーそうなのか。普通科だけ受ける人ってそんな聞かねえよな」
やっぱり普通科だけ、というのは珍しいのか。
爆豪があんなリアクションしてくらいだしな〜。
…あの時の表情、結構面白かったな。
未だに写真がファイルに残ってる。
「…切島は、いいヒーローになれそう」
「そうか？」
不思議そうな表情でこっちを見てくる。
「うん。表情豊かでフレンドリーだし、いい人間関係作れる。切島のような性格は得してると思うよ」
「…な、何かストレートに褒められると照れるもんだな！」
切島は頬を少し赤くして笑う。
「あ！お礼させてくれ！本選びの！！」
「いいよ別に。大したことしてないし」
「俺が納得いかねぇんだよ！そうだな…どうしようか…」
なんと律儀な人なんだ。
「…じゃあ。雄英のヒーロー科、絶対合格すること」
「え、それがお礼になるのか？」
「せっかくじっくり考えて本を選んだんだし。頑張って受かってほしいな」
「………よし！」
急に切島が立ち上がった。
思わず肩を上下に揺らす。
「絶対ヒーロー科合格して飯奢ってやる！！」
「……………奢る？」
私の方を向いて、ガッツポーズでそう宣言した。
「合格だけじゃ足りねぇと思ったからな。まあ一回ぐらい奢られろって！」
「本当に律儀な人だね、切島って。
…じゃあ、お願いします」
「よし！お互い受験頑張ろうな！！」
ーーーこれが切島とのファーストコンタクト
♦♥♦―――――♦♥♦―――――
緑谷と爆豪だけでは話が進まなくなりそうだったので切島登場させました！
口調間違ってるかもです…(震え)
過去問題集の選び方は本当に人それぞれだと思います。
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空乃(プロフ) - 藍さん» ご指摘ありがとうございます！すぐに修正します！ (2017年3月7日 21時) (
レス) id: 7c0d9e76df (このIDを非表示/違反報告)
藍 - かっちゃんの「かつき」の『き』漢字が違いますよー (2017年3月6日 20時) (レス) id: 97e3d67abe (このIDを非表示/違反報告)
空乃(プロフ) - 日飫さん» 申し訳ありません。すぐに直します。忠告ありがとうございます。 (2017年2月19日 16時) (レス) id: 7c0d9e76df (このIDを非表示/違反報告)
日飫(プロフ) - オリジナル作品ではないため、オリジナルのフラグ外してください。違反になってしまいますので。お願いします。 (2017年2月19日 14時) (レス) id: 8d4cf36704 (このIDを非表示/違反報告)
空乃(プロフ) - 柚子さん» 柚子様ありがとうございます！これからもどうぞよろしくお願い致します！ (2017年2月18日 18時) (レス) id: 7c0d9e76df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：空乃 | 作成日時：2017年2月11日 0時
