6話 ページ32
____
ラント「ぐぁあああああっ…!!」
今もラント君の身体は消え続けていて、あまりの痛みによるものか、その場に膝をついた
ラント「っここまでか…!;」
エルゼ「…さよなら。生徒会長、霧隠ラントくん」
『………』
私の耳に、悲しげなエルゼメキアちゃんの言葉が入った気がした
エルゼメキアちゃんは背を向けて、その場から去っていく
クウカ「ラント!!」
ジンペイ「会長!!」
『……!
ラント君!!』
私達3人は急いで今にも消えそうならラント君の元に駆け寄った
ラント君は力を振り絞り、顔を上げてジンペイ君を見やる
ラント「(…私は…奴らと戦うものを地上に残すことが出来た……上々じゃないか……)」
『!!』
すると、今度は私の顔を見つめている
ラント「(そして、好きな者……Aも無事でいてくれた……
これで私の役目は……終わりだ)」
ラント君はまるで力尽きたように瞼を閉じてしまった
クウカ「ラント!!」
『ラント君……こんな所で消えちゃだめだよ!!』
私とクウカ先輩は、ラント君に声をかけたが、元に戻るどころか目を開けてくれない
ジンペイ「どうすることも出来ないのか…!;」
もう諦めかけていたその時だった
?「ジンペイ君、Aさん」
何者かに呼ばれ、ジンペイ君と私は後ろを振り返ると____
『あなたは!?』
ジンペイ「臼見沢先生?」
そこには臼見沢先生が立っていた
臼見沢「2人とも変身して、このメダルを使うのです」
そう言って差し出してきたのは、臼見沢先生が描かれたメダル"OKハルヒコ"だった
臼見沢「そうすればラント君を救えるかもしれませんよ」
ジンペイ「本当か!?」
『本当ですか?!』
臼見沢先生の言葉に、私とジンペイ君は驚きの声を出す
ジンペイ「よく分かんないけど、とにかく急ぐぞA!」
『うん!』
早速、ジンペイ君はコイントスのようにメダルを親指で弾く
ジンペイ「パーティーやろうぜ!
ミケッティオ!!」
落ちてきたメダルを掴んで、勢いよくウォッチにセット
アルティメット!
レボリューション・ゴースト!
ウォッチの"UR"の文字が黄金に輝き…
____
52人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルリ - 良かったです!ぜひ短編集…作りませんか…? (2022年5月23日 3時) (レス) id: 1fff0e47b3 (このIDを非表示/違反報告)
ミコミコ - y学園大好きの我から言わせていただくと、神作です! これからも頑張ってください! (2021年12月8日 17時) (レス) @page46 id: f5d7639b7a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2021年11月23日 3時