7話 ページ7
ラント「……不本意だな。あいつらには力があり、共通の敵と戦うには必要な戦力だ
その為に、多少気になる行動があっても目を瞑っている…それだけの事だ」
クウカ「……」
ラント「親しげに付き纏ってくる時もあるが……私は馴れ合うつもりはない」
『(この頃のラント君は"まだ"ジンペイ君達に心を開いてないんだね…)』
ラント君の発言を聞いた私は密かにそう思う
クウカ「…そっか、
…じゃあ、Aちゃんは?」
聞き終わったクウカ先輩は、次は私の方に向いた
『う〜ん、私は入学してから初めて出会ったのがジンペイ君や、マタロウ君、コマ君で
まぁ…色々あって仲良くなったんです!』
流石にメテオの話をすると小せt…ゲフンゲフン←
……時間が長くなりそうなので大雑把に話した
クウカ「そうだったんだ!だからジンペイ君達と仲がいいのね!」
私が話し終わると、思い出したかのようにラント君が口を開く
ラント「…そういえば、前にもしつこくつきまとってくる奴がいた」
クウカ「!」
ラント「今はもう学園にいないが」
クウカ「(それって、ウチのこと?!)」
ラント「そいつは私にとって足手纏いな存在だった……
やる事成す事、すべてが気になって仕方なかった…」
クウカ「………」
ラント「今はいなくなって良かったと思っている。集中出来るからな」
ラント君の話が終わり、私はクウカ先輩の方に視線を合わせる
そこには瞳が潤み、目尻に涙が溜まっていた
クウカ先輩がいた
『ら、ラント君、流石に言い過ぎじゃ…;』
ラント「………」
私が注意するも、ラント君はスッと顔を背けて無視する
クウカ「(…あれ、そっか、そうだったんだ……
優しかった言葉はウチの勘違いで、本当はラント君に嫌われてたんだ……)」
『(クウカ先輩…
違います…ラント君は貴方のことを____)』
私の心の声は当然、目尻の涙を拭っているクウカ先輩には届くはずが無かった…
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あこ(プロフ) - 初コメ失礼します。面白すぎて一気読みしてしまいました!やっぱ愛され夢主最高...。これからも無理しない程度で更新頑張ってください!!! (2021年11月14日 15時) (レス) id: 4686a1bd88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年11月6日 3時