8話 ページ36
その瞬間、ラント君がバッグの中身である「もしものための武器」を辺りにばら撒く!
その正体はぷぴぷぴと可愛らしい音を立てて地面に転がる無数の犬のおもちゃ
「「「あうぅぅ〜〜んっ!♡」」」
途端、犬達の態度はガラリと急変し、犬達はおもちゃにじゃれ始める
コマ「犬のおもちゃ!?」
マタロウ「おぉ〜!遊んでる!//」
『あ〜、可愛いぃ〜!///』
私はおもちゃで遊んでいる犬達の可愛さに、心を奪われていた←
ラント「よし、今だ!」
ラント君は更にバッグの奥に手を突っ込むと、ジンペイ君に何かを手渡す!
ジンペイ「!?;」
ジンペイ君が受け貰ったのは細長い木の棒
それを見て私はハッとなる
『もしかして、殴る気なの?!;』
ラント「この隙に倒すんだ!」
ジンペイ「よっしゃあ!任せとけー!」
ジンペイ君は力強く頷いて木の棒を掴み、勢い良く棒を____
『だ、ダメーーーーー!!!』
ジンペイ「?!」
私の叫び声に反応したジンペイ君は動きを止めると、犬のおもちゃと戯れてる癒しの光景が目に入る
ジンペイ「…あはぁ〜…♡//」
犬のあまりの可愛さに、ジンペイ君の頬は見て分かるぐらいに緩んだ
ジンペイ「(っていうかそれ以前にAを泣かせる訳にはいかない……!!)」
そして、ジンペイ君は腕を下ろし、攻撃をやめた
ラント「喰らえ!」
一方のラント君も思いきり木の棒を振り上げ、犬に攻撃を____
『だ、ダメーーーーー!!!』
ラント「?!」
ラント君も私の叫び声に反応して、動きを止める
タカヒコ(犬)「くぅん?」
ラント「ッ!!?」
すると、ラント君の目にタカヒコ君が映る
タカヒコ(犬)「くぅ〜ん…?」
タカヒコ君のつぶらかつ曇りの一切ない瞳に、ラント君も攻撃を止めた
ラント「(Aを悲しませる訳には……)
……倒すのは違うな」
ジンペイ「だよな〜!」
すると、ラント君とジンペイ君は同時に木の棒を何処かに投げ飛ばした←
『(私の叫び声、最強説ができた…!)』←
しかし、このままではまた襲われるのがオチだろう
ここで、私はある"奥の手"を使うことにした
『こんなときは…!
逃げるんだよォォォーーーーーッ!』←
そう叫び、私は犬たちに背を向けて全力で逃げ出す!←
43人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あこ(プロフ) - 初コメ失礼します。面白すぎて一気読みしてしまいました!やっぱ愛され夢主最高...。これからも無理しない程度で更新頑張ってください!!! (2021年11月14日 15時) (レス) id: 4686a1bd88 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2021年11月6日 3時