5話 ページ33
ナオキマン《はい皆さんこんにちは〜
突然ですが皆さん、オオカミ男って聞いたことありますよね?
半人半狼の生物、これによく似た亜種がいることをご存知でしょうか?
オオカミではなく、チワワのような風貌の男、チワ男…
チャウチャウのような風貌の男、チャウ男、などなど……
犬と合わさった風貌、半人半犬の生物も存在していると、西洋の一部地域では語られているとか、いなかったとか…
その見た目の大きな特徴ですが___》
と、ナオキマンさんが言いかけたところで都合が悪く広告が流れる
《大人気のモグモグ月見バーガーが、さらに美味しくなって新登場!》
『あらら…;』
マタロウ「CMになっちゃった…;」
コマ「これスキップできないヤツ…;」
未だに私達に向けて唸ってくる犬を見て、私は何かに気付く
『ねぇ、フブキちゃん、そのハンバーガー欲しいんだけど大丈夫?』
フブキ「?…いいけど…」
フブキちゃんから受け取った月見バーガーの、一部をちぎって犬に差し出した
『お腹空いてるんだね、食べる?』
「アンっアンっ!」
すると犬は、私の手に乗っていたハンバーガーにかぶりついた
『ふふっ、美味しそうで良かった♪』
コマ「女神だ、女神がいるよ」←真顔
マタロウ「ん〜、Aさん〜////」
ジンペイ「まさに、Aしか勝たん」
フブキ「ほんと、それ」←ジンペイ指差し
何度か犬にハンバーガーを食べさせると、私は少し困った表情で呟く
『ん〜…、この子どうしよう…?』
____
チロロロ…
「「「………」」」
犬が電柱で用を足しているのを後ろから見つめている私達
コマ「…別に害はなさそうだけど……」
マタロウ「そうだね…どうする?」
その時、向こうから悲鳴に近い叫び声が響いてきた
立所キヨ子「誰かぁ〜〜!捕まえて――ッ!!」
そこには、月見バーガーを口にくわえた犬を追いかけるキヨ子の姿が見えた
キヨ子「こォらァァ―!!待たんかいわれェー!!」
コマ「あれチャウ男じゃない?!」
『あ!確かにチャウ男だ!』
犬の種類を分析してる間も、キヨ子が私達に向かって怒鳴ってくる
キヨ子「ちょっと〜!その犬捕まえてー!!
それチャウチャウのようやけど、よう見たらチャウチャウ、ちゃう!
チャウチャウ、ちゃうんちゃう!?
チャウチャウ、ちゃうんちゃ〜うっ!?」
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あこ(プロフ) - 初コメ失礼します。面白すぎて一気読みしてしまいました!やっぱ愛され夢主最高...。これからも無理しない程度で更新頑張ってください!!! (2021年11月14日 15時) (レス) id: 4686a1bd88 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年11月6日 3時