15話 ページ34
ラント「…!お前には関係無いことだ……」
『そんなこと言わないで、私も力になりたいの!
……私、ラント君の事ほっとけないからさ』
そう言い私はラント君に対して微笑んだ
ラント君は少しだけ黙っていると少しだけ笑みを零す
ラント「フッ…お前という奴は……
ならば、正式に要請しよう。奴らに復讐を誓った私に、力を貸してくれるか?」
『何言ってるの、やるに決まっているよ!
前にも言ったじゃん、"力になるよ"って』ニコッ
そう言い、私はらラント君に向けて満面の笑顔を見せた
すると…
徐々にラント君の顔が赤くなっていく←
ラント「ッ////………お前が人に好かれる理由が分かった気がする……」
『(顔が赤い…まさか……
ラント君を落としちゃった!?;)』←
私は気づかない内にまたとんでもないことをした様だ←
____
[校門前]
数日後__
クマ子「…………」
ラント「クマ子!!」
『クマ子先輩!!』
私とラント君は、校門前にいるクマ子先輩の元に駆け寄った
『先輩…退学処分って、本当なのですか…?』
クマ子「うん…彼奴らが色々手を回して決めた事みたい…」
ラント「だろうな……」
クマ子「手強いね…敵は…」
『うん…そうですね』
クマ子先輩の事を見つめて静かに頷く私
クマ子「ラント君と同じ学校にいられるだけでも幸せだった
……でももう、それも出来ないのか…」
クマ子先輩は校舎の方を振り返り、そう呟いた
ラント「だが俺は、これでよかったと思っている」
____
(過去の回想)
クマ子《何でよ、ラント君!》
ラント《何度も言わせるな。俺は1人で戦える。お前は必要ない》
クマ子《でも、そのウォッチを作ったのはウチだよ?!》
ラント《足手纏いなんだよ!!
そんなぷよぷよした体で、宇宙人と戦えるとでも思ってんのか!》
クマ子《っ!!》
ラント《それに……お前を危険に巻き込みたくない…
…これ以上関わるな!》
____
クマ子「でも、ウチ研究辞めなかった」
『はい、だからYSPウォッチが完成したんですよね?』
クマ子「うん……でも、もうウチに出来る事無いみたい……
じゃあ、行くね…」
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年10月6日 3時