6話 ページ25
ナユさんは手をかざすと………
先ほどつけていた安全ベルトなどがちぎれ、そのままクマ子先輩は宙に浮く!
クマ子「うわあぁぁあっーーーー!!!」
ナユ「フフフッ♪」
ラント「!あれは……!!」
ナユ「どうしよう?このままロープ無しでバンジーさせちゃおっかな?」
何かの力を使っているナユさんを見て、私は口元に笑みを浮かべる
『(ようやく正体を表したね?)』
ラント「来星ナユ……アイツが…!
遂に見つけた……遂に…遂に、遂に!!」
____
NOside
(過去の回想)
クマ子《この回路はエイリアンの宇宙船で使われていたもので、
物質の分子構造を変えてアレンジする機能があるわ》
クマ子はパソコンのキーボードを叩きながらそう口にしていて、
話を聞いているラントはクマ子に尋ねる
ラント《どういう風に応用できる?》
クマ子《う〜ん…そうだな……
人間が"変身ヒーロー"になるとか!》
ラント《な…何…?》
クマ子の言葉に目を丸くして驚くラント
クマ子《それに、この回路の情報から異星人の生態構造の一部も解析出来る。異星人の弱点も分かってきた》
ラント《本当か?!》
クマ子は棚の上に置いていた木箱を手に取ると、ラントの前に置く
クマ子《これを見て!》
シーツの上に置いてあるウォッチは、みんなが知っているあの"エイリアンウォッチ"だった
クマ子《まだ試作タイプだけど、エイリアンを倒す為の秘密兵器!
名付けて、"エイリアンを倒す為のウォッチ"よっ!》ドヤッ
ハルキ《まんまですよ、クマ子さん…;》
ドヤ顔で決めるクマ子に対して、ハルキは苦笑いして突っ込んだ
クマ子《このウォッチがあれば、異星人の聴覚にダメージを与える攻撃音も鳴らせるし、
人の姿を変化させ、大きなパワーを操る存在になれる。
いわゆる"変身"よ!》
ラント《"変身"……》
NOside終了
______
クマ子「うぅ…!」
ナユ「ほ〜らほらほら♪
早く言わないと下に落としてグチャってしちゃうよぉ、フフッ♪」
楽しそうに微笑みながら、絶対絶命のクマ子先輩を見ているナユさん
このままでは本当に落とされてしまうだろう
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年10月6日 3時