転生愛され少女とワイワイ日記 Part2【妖怪学園Y】【Nとの遭遇】

8話 ページ49

スパルタ教師が去ったのを確認すると、私達は右の壁をｺﾝｺﾝと叩き合って合図する


私達は、その合図にコクリと頷き…






『話によると…アカテントラズは、夜に消灯すると朝まで見張りが来なくなる


コマジロが鍵を取ってきたら……』



牢屋の鍵を盗ってきたコマジロが、私の所にやってきて、鍵を使って解錠した



『ありがとね、コマジロ！』


コマジロ「クムクムクム！」



私は小声でコマジロに礼を言うと、扉をそっと開ける


その後、残りの4人にも鍵を渡して、みんな牢屋の中から出てこれた




マタロウ「よし！作戦通りだ！」


ジンペイ「やったぜ！」



『イクト先輩のお陰です！』


イクト「いや、まだまだこれからさ…」



こうして、私達の脱獄は始まった……









私達は極力足音を立てないように牢獄の前を走り抜ける



すると、聞き覚えのある声が聞こえてきた




トオル「イクト君！」


イクト「ト…トオル…！？トオルじゃないか！」



イクト先輩はトオル先輩の元に歩み寄った



ジンペイ「あれ?そこ知り合い？」


イクト「ああ、友達だ」



『トオル先輩の友達って、イクト先輩なんですね』



トオル「うん。なんか、すごい事になってるね…」







すると……



コマ「これから脱走するけど、トオル君も、


ジンペイ・コマ「Togetherしちゃう？」←



左手を腰に当て、右手でビシッと自分を指差して軽い調子で言うジンペイ君とコマ君




マタロウ「軽ッ！；」


トオル「うん、僕も連れて行って欲しい！足手纏いにならないようにするから！」



イクト「勿論！一緒に行こう！」




『よ〜し！絶対に脱獄するぞ！！』



私はガッツポーズを取って元気よくそう言った



「「「「「(可愛い…！)」」」」」←



ん？今、みんな"可愛い"って思った？←正解




____

9話→←7話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す