7話 ページ48
コマ「つまり、転がして出た目を答えとして書いたんだね…?;」
ジンペイ「そう!」
マタロウ「それで5点は取れたんだ…;」
私は顎に手を置きながら、小声で呟く
『そうなると、私達の赤点は濡れ衣の可能性が高そうだね……
ジンペイ君以外はだけど…;』←
ジンペイ「よし!飯も不味いし脱走しよう!!」
マタロウ「早っ!;」
ジンペイ君は立ち上がって、脱獄を決心すると……
?「君達、脱走希望?」
『?』
マタロウ「え?」
私の隣に座った松葉色の髪の、メガネをかけた男子生徒が話しかけてくる
?「ああ、ゴメン!君達の話が気になって、つい口を出してしまった
来て早々、スパルタ教師に歯向かって、補習の時も超人的に凄かったんだって?」
ジンペイ「いやぁ〜…それ程でも……
アルマジロ!」
『出た!アルマジロだ!!』
私はジンペイ君のアルマジロポーズを見て、ビシッと指を指す
?「あはは!……僕なら、君達の力になれるかもしれない」
コマ「どういう事?」
?「僕も、ずっとここから脱走したくて、補習を受けながらアカテントラズの構造を調べてたんだ
ここの地図なら、完璧に僕の頭に入ってる」
そう自信満々に言いながら、自分の頭を指差す少年
『「「「おぉー!」」」』
?「1人じゃ勇気がなくて動けなかったけど…
不思議な力を持つ君達と一緒なら、なんだか脱走出来る様な気がするんだ。」
『あ、そういえば貴方の名前は?』
彼に視線を向けながら、私はそう尋ねる
イクト「あ、自己紹介をしていなかったね
僕は2年の"久瑠瀬イクト"
僕も仲間に入れてくれないか?」
『勿論ですよ!イクト先輩!!』
コマ「よろしくお願いします!」
そう言うと私とコマ君は、イクト先輩に頭を下げた
ジンペイ「アカテントラズからの史上最大の脱走……絶対成功させてやるぜ!」
マタロウ「くぅぅぅ…!アガる〜!!」
すると、マタロウ君はプロテイン丼を一気に掻きこむ←
コマ「ちょっ、マタロウ君…!」
マタロウ「まっず〜い!!もう一杯っ!」
____
トオル「イクト君……」
____
私達は牢屋に入れられた後、スパルタ教師は生徒が牢屋にはいった事を確認すると、声を上げる
スパルタ教師「消灯!!」
すると、天井に取り付けてあった電灯が消え、辺りは暗くなった
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年9月4日 6時