3話 ページ17
フブキ「え、ちょっと!女用に進むのって私とAの2人だけなの!?;」
メラ「当然だろ」
彼女の声を聞いてみると、フブキちゃんはかなり怯えているようだ
なので、元気づける為に私は笑顔で声を掛ける
『フブキちゃん、安心して。
私がいるから!!』
フブキ「…!A…!!///」
「「「(可愛すぎかよ)」」」←
フブキちゃんは頬を少し赤らめ、男子達は私を見つめていた←
男子3人は左に進み、私とフブキちゃんは手を握って右に進んでいく
進んでいくと、右のカーブの曲がり角の先が見えた途端、怪しい人影が……
フブキ「きゃあぁぁぁ!!」
『わあぁぁあ!!』
フブキ「…って、裏で繋がってたんかいっ!!」
『びっくりした…;』
フブキちゃんはジンペイ君達を指差して突っ込み、私は安心してホッとする
どうやら、2つの道は繋がってたようだ←
そして突然、目の前の霧が晴れて………
そこには、巨大なお城の門の様な建物が現れたのだ
ジンペイ「なんだ?」
『どうやら、あの校舎は、花子さんの妖気が作り出していたらしいね……!』
?「ようこそいらっしゃいました」
「「「「!?」」」」
『誰!?』
目を見開いた私の視線には、人の様なシルエットが現れる
?「トイレの世界を統べる女王、"花子様"の住まわる"モラシタ・ラ・ダメリア"ヘ」
コマ「モラシタ・ラ・ダメリア!?;」
フブキ「なーんか、サグラダ・ファミリア的な感じね…;」
『私も思ったよ…;』
半目になっているフブキちゃんの方を向いていると、門から1人の男性が姿を現した
執事「私は、花子様の執事でございます」
執事さんは、胸に手を当てて頭を下げる。かなり礼儀正しい人だ
ジンペイ「花子さんって、城に住んでて執事までいるのか!?」
執事「それでは皆様、此方にお越しになったご用件は?」
ジンペイ「ご用も土壌もねえ!マタロウを返して貰おうか!」
執事「マタロウ…?
ああ、先程いらっしゃった花子様の新しい"お友達"ですね?」
フブキ「お友達?」
執事「はい。トイレに吸い込まれた者は、皆花子様の"永遠のお友達"となるのです
ご案内致しましょう、花子様の元に」
そう言って執事さんは門の方に向かって歩いていく
私達も執事さんの後ろを付いていって歩いていった
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作者名:スタースト | 作成日時:2021年9月4日 6時