転生愛され少女とワイワイ日記 Part2【妖怪学園Y】【Nとの遭遇】 (ページ2)

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12話ページ2

すると、茶李井さんは何かを思い出したのか、昔の事を話し始める

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どうやら、店を開き始めのころは、チョコが１つも売れなかったらしく

店を開いているだけでも赤字がかさみ、借金は増えるばかり、もうダメだ、と茶李井さんは夢を諦めかけていた

路地裏のゴミ箱に大量のチョコを投げ捨てようとした____が

キョンシーに止められ、チョコを奪われたのだ

美味しそうにチョコを食べるキョンシー達に美味しいか尋ねると、答えるかわりに飛び跳ねてダンスを披露してくれた____

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茶李井「私のチョコは、まだ誰かを笑顔に出来る……

あの時、キョンシー達が私に、希望を与えてくれたのだヨ……！」

そんな茶李井さんの話を聞いて、ジンペイ君は号泣し、私も目に涙を浮かべていた

ジンペイ「良い話だぁ――ッ！！」

『そうだね…』

するとキュウビ先輩はある事に気づく

リュウスケ「ん？ちょっと待て

希望を見つけたお前が何故、フォーチュンビターブラックのような悪徳商売を？」

ジンペイ「あ、そっか、お前悪い奴だった！」

キュウビ先輩の言葉を聞いて、ジンペイ君はすぐに気持ちを切り替えて、茶李井さんを指差した

フブキ「切り替え早！！；」

茶李井「私は、その後もひたすらチョコレートを作り続けたネ…次第に店は繁盛しとヨ

…でも、いつかその人気が無くなるんじゃないかと不安でいっぱいだった私は、もっとヒット商品が欲しいと思ったネ…」

『だから、キョンシー達を利用したフォーチュンビターブラックを開発したわけですね』

私の言葉に茶李井さんは静かに頷いた

茶李井「でも思い返してみれば、この子たちは、フォーチュンビターブラックを食べて笑ってくれてないネ…」

キョンシー達に目を向けると悲しそうな表情で茶李井さんを見つめている

茶李井「すまなかったヨ。私はもう一度、あの時のお前たちが食べて笑ってくれたチョコ菓子を作るネ

そしていつか、お前達だけでなく、お客さん全員を笑顔にしてみせるヨ」

するとキョンシー達は喜ぶようにキョンキョンとリズムに合わせながらピョンピョンと跳ね始めた

キョンシー達から虹色のオーラが放たれ、ジンペイ君のウォッチに吸い込まれると……

3枚のメダルが現れる

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