転生愛され少女とワイワイ日記 Part5【妖怪学園Y】【高等部編】[完結]

12話 ページ29

全員が並ぶと、ピアノの音が周りに響いた







指揮[参歩ツトム]


伴奏[三又義ノズチカ]




さあ、みんなで歌おう！Y学園の校歌を！！







【今羽ばたけ 手と手を繋ぎ


胸に希望を 抱きながら



あの眩しい太陽に さあ顔を向けよう


学園 学園 Y学園 ワーーーイ学園】





【苦難困難 躓いたとき


涙こらえて 立ちあがろう



いつでもそこに微笑む 友がいるから


学園 学園 Y学園 ワーーーイ学園】






【胸に気高き 思いを刻み


遥か未来へ 歩き出そう



やがて顔には皺が刻まれ


遠い時間を振り返るだろう




あの学び舎での日々が 永遠の輝き



学園 学園 Y学園 ワーーーイ学園】







みんなの校歌を聞くマタロウの脳裏には、今までのＹ学園での日々が甦えり


気付くとマタロウの目には、涙が滲む




マタロウ「うっ……うわぁぁぁん！！」



マタロウは溢れ出す感情に耐えきれず、大量の涙を流す




____が






マタロウ「う………はぁぁぁ！！？；」



何かを見て驚愕し、あっという間に涙が引っ込むマタロウ






その視線の先にはいつの間にか変形していたガッコウガーＹが 、Ｙのポーズをキメていた！←



マタロウ「ガッコウガーYー！？；」



キンヤ「思わず歌に合わせて合体してしまったようだ！」



マタロウ「ズコーッ！！；」



ああ、確かそういうシステムでしたよね；←作者








そこに、一台の緑色の車がこちらにやってくる


車を停止させ、車内から出てきたのは、一人の女性だった





「みなさん初めまして。マタロウの母です」



ジンペイ「おお、すっげえ！マタロウのお母さん！；」←


マタロウ「いや、そこまで驚かなくても……；」



半目になって横にいるジンペイを見るマタロウ




「今までマタロウがお世話になりました。本当にありがとう」



そう言って、礼儀正しく頭を下げる




ジンペイ「いえいえお母さん、主にお世話してたのは俺ですけど」←



フブキ「感じ悪……；」



自分を親指で差して、ドヤ顔するジンペイをジト目で見るフブキ





『マタロウ君に助けられていたのは、私達の方です。ありがとうございました！』


Aはマタロウのお母さん向かって、上品にﾍﾟｺﾘとお辞儀をした




「貴方たちみたいなお友達ができて、本当に良かった」


マタロウ「……うん」




フブキ「…でも、こういう話してると、本当にお別れなんだなって……実感しちゃう」

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