14話 ページ31
思い出を振り返っていると、いつの間にかみんなの姿は見えなくなっていた
マタロウ「(……楽しかったな、Y学園
宇宙からは戻ってこれたけど、今度こそ、本当にお別れか)」
後ろを振り向き、塀の奥に見える高い校舎を見ながら、マタロウはこう思う
マタロウ「(僕は変わった
最初の頃"自分はたまたま生きている"と思っていた僕が、今はしっかりと自分に自信が持てるようになった
ありがとう、Y学園。僕を変えてくれて)」
すると突然____
フッ…
今まで見えていたはずの校舎が消えてしまったのだ
マタロウ「えっ…?消えた……!?;」
あまりにも突然のことにマタロウは目を見開いたが、すぐに落ち着いた様子に戻る
マタロウ「(……Y学園は、実在していたのだろうか
よくSFでもあるみたいに、ジンペイくんもコマくんもAさんも
フブキ先輩もメラ先輩も、みんな僕に弱い心が生み出した、空想の仲間だったのかもしれない
…いや、ジンペイくんたちと過ごしたY学園との時間は…… Aさんへの恋心は、絶対に幻なんかじゃない
僕にとっては、紛れもない真実なのだから……
"Y学園は僕にとって、永遠に不滅なのだ")」
車はマタロウを乗せて、どんどん学園から離れていく…
ふと、頭の中に笑顔を向けるAの姿が浮かんだ
マタロウ「(……ねえ、 Aさん
もしまた会えたら、その時は二人っきりで何処かに……
______フフッ……なんてね)」
____
これで妖怪学園Yの話はおしまい………
………じゃないんだよね♪←作者
____
Aside
一方その頃の私達は____
「ギッヒッヒッヒ!」
なんと周りの学園の建物が、次々と消えていく中で、何者かの不気味な笑い声が響いてくる
ジンペイ「おい!"透明巨大スライム、ケスゾー"め!
学校をこれ以上透明にさせないぞ!」
『なぁにこれぇ……;』←
私はジンペイ君が指差した、いきなり現れたスライムの巨大な怪物を半目で見上げていた←
「俺様の透明パワーで、メダルを透明にしてやったぞ!
これでメダルがどこにあるか分からず、変身できまい!」
ジンペイ「くっそぉー!!」
『しかも、メタ能力持ちの敵なんだね……;』
う〜ん、ここに来てウォッチのシステムをよく理解してる敵が出てきたね←作者
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ラーイカ - 自分は前までy学園にちょっと興味あったぐらいなんですけどこの神作品を見てy学園にとても興味が湧きました❗最期めっちゃ泣きました😭ありがとうございます‼ (2023年4月25日 18時) (レス) @page36 id: c40491354b (このIDを非表示/違反報告)
よーさく - ありがとうございます。こんな素晴らしい物語を書いてくれて🙏あなたは神だ!!!! (2023年4月16日 23時) (レス) @page36 id: c88dc708d6 (このIDを非表示/違反報告)
ねこまる - これまで見てきた夢小説の中でいっちばん大好きです!誰落ちとかもなくてさいこうすぎました!!!! (2023年3月29日 8時) (レス) @page36 id: 580960554b (このIDを非表示/違反報告)
甘雨 - 最高すぎてリピートしてます!番外編とかも書いてほしいです! (2022年8月11日 10時) (レス) @page35 id: 1fff0e47b3 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - 控えめに言って最高過ぎました。このお話をPart1から読んできて、軽く5回は泣きましたねハイ面白さと感動と…ほんっとにありがとうございました!!!読んでいる時間がとても楽しくて…原作の方でも思ったんですが、やはり終わりというのは寂しいものですね… (2022年3月8日 22時) (レス) @page36 id: 3be26313f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年3月6日 2時