5話 ページ33
ジンペイ「サンバのばあさん?」←
マタロウ「最後の晩餐!!;
死ぬ前に食べる最後の料理ってこと!」
マタロウが声を張ってツッコむと、それを聞いたジンペイ君は腕を組んで目を閉じる
ジンペイ「最後か…
ならおかわりしーとこっ!」←
マタロウ「のんきか!!;」←
『まぁ、ジンペイ君らしいけどね……;』
私は少し呆れ気味でそう言うと、バクバクと食べていた手を止め、ジンペイ君はこう話す
ジンペイ「ま、大丈夫だろ!俺達が負けるわけないし!」
マタロウ「!」
笑顔でそう言うジンペイ君の発言に、マタロウ君はハッとなって、感心の眼差しを向けた
マタロウ「(ジンペイ君はこんなときでも気持ちに負けてない…
やっぱりすごい……!)」
フブキ「テラノーグだっているし、なんとかなるかもよ」
『それに、私の新HEROの最虹丸もいるよ!』
エルゼ《うん、私達の力が合わされば絶対に勝てるからね!》
私とエルゼちゃんが自信満々にそう言っていると、ジンペイ君が何かに気付く
ジンペイ「…あれ?ライムは?」
『あ、本当だ……いつの間かいなくなっている……』
ジンペイ君の声を聞いて私は、さっきまでいたみんながいない事に気づいた
今ここにいるのは、私達とジンペイ君とアマーナさん
それから料理を、ガツガツと食べ進めていくオウジロウ先輩と翼夜さんのみだった←
フブキ「他の先輩たちもいないわ」
コマ「みんなどこに行ったのかな……?」
____
NOside
[宮殿のテラス]
ノズチカ「……ここにいたのか」
歩いているノズチカは、手すりに腕を乗っけて黙っている前かがみになるチアキの横に立つ
ノズチカ「何を考えていたんだ?」
チアキ「……まったく、とんでもない戦いに巻き込まれたっしょ」
チアキはすっと目を閉じて言葉を零し、ノズチカは夜の大空を見上げた
ノズチカ「……たしかに、自分たちのためじゃなく、このアトランティスに命を賭けることになるなんてな」
チアキ「いい迷惑っしょ」
チアキは目を開いて顔を上げ、笑顔を浮かべる
そんなチアキを見たノズチカはフッ…と笑みをたたえた
ノズチカ「その割にはいい顔してるな」
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月26日 3時