18話 ページ18
ライム「!」
アマーナ「マザー、おやめください!;」
アマーナさんはマザーに向かって叫ぶが、赤い稲妻は止まることはなかった
ライム「アマーナ様!!」
その後から、追いかけてきた私たちもライム君の近くに立つ
ジンペイ「どうなってんだ!?」
『何が起きてるの……?;』
私が周りを見渡しながら呟くと
次の瞬間、上空から現れた緑色の光が辺りを包み込み、やがてその中にアトランティスの景色が映った
ラント「このビジョンは…!?」
ライム「現在の首都上空だ!!」
コマ「見て!オズマがいる!!」
コマ君が指差す景色の中に、バリアに張り付いて、咆哮を上げているオズマがいた
ジンペイ「アイツ何やってんだ!?;」
映像を見たジンペイ君が叫ぶように言うと、アマーナさんはハッと何かに気付く
アマーナ「オズマのエネルギーで操られている…!?」
『えっ!?』
アマーナ「オズマはマザーを乗っ取り、我々を支配するつもりです!!」
翼夜「まさか、マザーに干渉できるなんて……;」
翼夜さんが上を向きながら、そう口にすると____
明るく水色に光っていた電光板が、たちまち赤く染まり、赤い稲妻はさらに勢いを増す
『「「「あぁっ!!」」」』
……と、その稲妻はマタロウ君に向かって降り注ぐ
マタロウ「うわっ!?;」
どうにか避けたが、またしても稲妻はマタロウ君に降ってくる
どうにか避けて、避けて、避けまくって回避してるが…
その稲妻は何故かマタロウ君ばかりに降ってきていた←
マタロウ「ななななな、なんで僕だけ!?;」
翼夜「____こうなったら……」
翼夜さんが小声でそう言うと、眼がポゥ…と光り出した
その瞬間に、稲妻はどんどん収まっていき…完全に停止する
「「「「えっ!?」」」」
『翼夜さん……貴方が止めたんですか……?』
みんなは急に稲妻が止まった事に驚き、私は翼夜さんに近づいて尋ねた
翼夜「はい、私の特殊な脳波でマザーをある程度だけ制御しました
ですが、これは一時的なものに過ぎません。今のうちに逃げましょう」
翼夜さんの言葉を聞いて私は頷き、急いでここから離れるために、みんなと一緒に駆け出した
____
ひたすらに走り続ける私達
すると後ろから飛んできた空飛ぶ車がアマーナさんに話しかける
《アマーナ様、ご機嫌いかが?》
32人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月26日 3時