13話 ページ13
アマーナ「残念ながら、それはもうできないのです。もうあの方は…
この世から逝ってしまいましたから………」
「「「「………え?」」」」
アマーナさんから話された衝撃の真実に、みんなの口から声が漏れる
マタロウ「もう……いないんですか……?」
アマーナ「はい」
フブキ「ど、どうして?」
アマーナ「……私が幼い頃に、あの方は寿命で逝ってしまったんです
あの優しい眼をみせながら……」
悲しみの表情を浮かべて話すアマーナさんに、急な展開に追いつけないジンペイ君は声をかけた
ジンペイ「…どういうことなんだ?俺たちよりも長生きのはずじゃ………」
アマーナ「あの方も私達と同じ"この地球で生まれた生物"です
だから、たとえどれだけ長い時を生きられようと、必ず終わりが来る………」
『………』
私はアマーナさんを見つめながら、話を黙って聞き続ける
アマーナ「…あの日のあの方の身体は、衰弱してもはや立つことすら出来ないほどに弱ってしまっていた……
その場にいた幼い私に、あの方は優しい眼差しを向けてこう話しました……
《後は貴方たちに任せます…
私は貴方たち、人間が大好きでした………》
____その言葉を最期に、あの方はこの世から居なくなってしまったんです」
更にアマーナさんは、私達に衝撃の真実を話す
アマーナ「そして…あの方が最期に残した"特殊な回路"
……それを使用して生み出したのが
"魔神ウォッチ"です」
「「「『!!』」」」
私達はその事実に驚愕して、自分達の魔神ウォッチを見つめた
アマーナさんは目を開き、私はに顔を向けてこう話す
アマーナ「あなた達の時代に来てから、私は必死で"創生の翼竜"の力のあり方を探りました…
そして遂に、Aちゃんがその力を宿している事と
あの方の魂は"ある妖怪"に転生していることを突き止めたのです」
フブキ「え…まさか、その妖怪って……!;」
フブキちゃんが彼女の名前を口にしようとした瞬間____
"その妖怪"が私の前に現れたのだ
そう、それは____
翼夜「この私…ということですよね………」
私のパートナーの、"翼夜さん"だったのだ
「「「「えぇぇぇぇえっ!!;」」」」
みんなは翼夜さんを見て、衝撃的すぎて叫びの声を上げた
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月26日 3時