13話 ページ41
……その時だった
マタロウ「コホンコホン……」
急にマタロウ君が、わざとらしくせき込み始め、それに反応した全員が目を開いて顔を向ける
マタロウ「コナっぽい…実にコナっぽい…」
そう言い終わったマタロウ君の持ち上げた顔の感じは、ちょっとキリッとした顔つきになり、目はキラキラと輝かせている
コマ「でた!久しぶりの"コナッポインモード"だ!!」←
豪万蛇「はぁ?;」
初見のスグル先輩は訳が分からず、首をかしげる
この状態のマタロウ君はすごく頼りになる事を知っている私はすぐに彼に近づいて尋ねた
『もしかして、なにか分かったんだよね?』
マタロウ「フフフ……Aさんのためにも、必ずやこの謎を解明してみせましょう
知帝来人と呼ばれる謎の男……彼の正体は地底人?
否っ!バウア〜〜〜!!」←
マタロウ君は身体を大きくのけぞり、体を起こして両腕をすばやく動かす
当然あの変顔もちゃんと決めていた!!←
豪万蛇「…なんだ、あれは」←
須佐野「……:」←
この状態のマタロウ君を初めて見るスグル先輩とオウジロウ先輩は、ついていけずに引き気味になっている←
しかし、勢いづいたマタロウ君は推理を進めていく
マタロウ「旅館に知帝来人が宿泊した記録はない!
つまり、知帝来人は"誰かがなりすました"人物である可能性が高い!!」
ジンペイ「何!?」
マタロウの推理を耳にしたジンペイ君は、びっくりして声を上げた
マタロウ「これまでの情報から僕が推理した知帝来人の正体。それは____」
マタロウ君は勢いをつけてビシッ!とその人物を指す
マタロウ「あなたです!
阿万手ラナ先輩!!」
マタロウ君が指さしたのは……あのラナ先輩だった
「「「「『えぇっ!?』」」」」
まさかの人物に、私達全員は驚きを隠せない
ラナ「……どうしてそうなるの?」
マタロウ「では説明しましょう
あなたがすでに"ボロを出している"ということを」
ラナ「?」
私達に分かるように、マタロウ君の推理を説明を始めた
マタロウ「僕らは知帝来人の聞き込みをし、その存在を追いましたが、彼にたどり着くことはできませんでした
ですが正体不明の知帝来人の情報を、完全に知っている者がいたのです」
ラナ「……」
ラナ先輩は扇子を口元まで持ち上げ、小さく微笑んでいた
39人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時