10話 ページ38
「知帝来人様ですか…」
コマ「1ヶ月くらい前を調べてください!」
管理人「う〜ん…
そのような方はいらっしゃらないようですが……」
ぺらぺらと宿泊者名簿をめくって探しているが
どこにも見つからないようで、管理人は困ったような表情を浮かべていた
ノズチカ「偽名を使っているのかもな……」
ノズチカが小さくそう呟いていると____
「……あっ、」
あるページを見て、管理人の手が止まった
フブキ「どうしました?」
「一名、空白の人物がいます
名前を書かないことなどないのですが……」
管理人が指す右のページの真ん中の"椿"と書かれた文字の下には、書かれるはずの名前が載っていなかった
それを聞き、フブキが管理人に声をかける
フブキ「防犯カメラの映像はありますか?」
「はい」
管理人は頷くと、パソコンを取り出して映像を検出し、フブキたちに画面を見せた
受付には、帽子を深くかぶり、スーツを着てネクタイを結んだ男の姿が
コマ「帽子のせいでよく見えないね……」
須佐野「だが怪しいな」
フブキ「知帝来人の可能性もあるわね」
須佐野は険しい顔つきになり、フブキはそう捉えていると、ノズチカは管理人にこう問いかける
ノズチカ「そいつはまだ泊まっているのか?」
「そのはずですが……」
須佐野「どの部屋だ?」
須佐野もそう問いかけると、管理人に"椿の間"だと教えられた
____
ノズチカ「ここか……」
"椿の間"の前にやってきたノズチカたち
須佐野「みっつ数えたら突入だ」
コマ・フブキ「「はい!」」
コマとフブキは小さく返事をすると、須佐野のカウントダウンが始まった
須佐野「1……2…
____3!」
須佐野はそう言ったと同時に、ノズチカとともに椿の間のふすまを蹴り飛ばした!
中にいた人物が振り返ろうとしたが、それよりも早くノズチカがソイツを抑え込み、机に押し付ける
?「うぃす!?」
いきなり押さえつけられた人物はなすすべなく机に突っ伏した
須佐野「捕まえたぞ、知帝来人!顔を見せろ!!」
須佐野が怒鳴りつけると、ノズチカはソイツの肩をつかんで上半身を持ち上げる
…しかし、その正体は____
「…うぃす〜………」←
捕まえたのは知帝来人ではなく、1-Aの担任で、メガネのガラスが割れた臼見沢ハルヒコだった
フブキ「えぇぇぇぇえッ!?;」
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千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時