9話 ページ37
『その牛さんはどこから……?;』
このボケに突っ込むマタロウ君と、急に現れた牛を見つめて半目になりながら私はそう言った
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NOside
一方、須佐野、コマ、フブキ、ノズチカの4人は旅館の前にいた
フブキ「旅館に手掛かりが?」
須佐野「知帝来人は、何日にも渡り、高等部をリサーチしていたようだ
お前たちのように、旅館に滞在していた可能性が高い」
コマ「そうか!旅館に記録が残ってるかも!」
須佐野の言いたいことを理解したコマが声をあげると、フブキとノズチカも納得した
須佐野はそんなコマの頭を撫でる
須佐野「そうだ。なかなか察しがいいな」
コマ「えへへ…」
頭を撫でられたコマは照れ臭そうに後頭部を掻き、須佐野は手を離すと、ある提案をした
須佐野「お前高等部に来たら、俺の須ン選組に入れてやってもいいぞ」
コマ「ほんとですか!?」
須佐野「…あっ、でもそのときには俺卒業してるな」
上を見上げてそう思い出した須佐野は、また何かを思いついてコマに向かってこう言う
須佐野「お前が自分で、小間サン太夫の"サン選組"を作ったらどうだ?」
コマ「サン選組……」
コマはその名前を聞き、頭の中で思い浮かべる……
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小間家の紋章が付いた浴衣を着た五人組が立っている
コマ《我々は、高等部の治安とAちゃんの平和を守る正義の自警団!
その名も____》
後ろを向いて立っていた五人がバッと振り向き、ポーズを決める
《《《《"サン選組"だ!!》》》》←
____
コマ「いいかも!」←
フブキ「どんな集団…
というか、Aの平和を守る自警団って何……?;」←
顔が全部一緒の様を見て、フブキはそう呟いた
____
旅館の中に入り、宿泊客の記録を見せてほしいと管理人に言ったコマたち
「申し訳ありません…顧客情報はお教えできない規則でして…」
管理人にそう言われたが、須佐野は懐の内側に手を入れて何かを探り出した
そしてそれを取り出すと、バンッッ!!と机に叩きつける
須佐野「タマヨ学園長からの許可はもらっている!!」
須佐野は眉を吊り上げてそう言い放つと、あ紙を広げ、"タマヨ許可"と書かれていることを見せる
「わ、わかりました!;」
それを見た管理人は、慌てながら宿泊帳を取り出した
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千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時