6話 ページ34
知帝《竜世Aというお方でございます
成績はもちろんのこと、人柄も礼儀も良く、周りの者から好かれている方なのです……》
そう話す知帝はタマヨに、Aの写真と成績などのグラフを見せた
タマヨ《ふむ……いいでしょう
でも、どうやって引き入れるのかしら?》
知帝《もちろん策はあります。高等部の高き志を持った生徒を使うのです
豪万蛇会長のような……いかがです?》
耳元でそう提案した知帝を見て、タマヨも面白そうに両目を細めた
タマヨ《いいわ。すぐにでもやりましょう》
タマヨはどこからか、金色のキンヤ人形が付いた鍵を知帝に渡した
タマヨ《学園内のマスターキーです》
知帝《ありがとうございます》
____
Aside
豪万蛇「そんなことが……」
マタロウ「学園長は彼のことを、まったく疑わなかったんですか!?」
マタロウ君の問いかけに、タマヨ学園長はこう返した
タマヨ「私の目は本物よ
あれほど素敵な殿方に悪い方はいない……すぐに心を許しましたわ
おほほほほっ!」←
頬を赤らめて嬉しそうに高笑いをするタマヨ学園
マタロウ「………;」
『え………;』
そんなタマヨ学園を見て、マタロウ君と私は半目になり、ジンペイ君はきょとんとした
そんな私の隣にいるスグル先輩は口を開く
豪万蛇「タマヨ学園長はいい男に目がないのだ
キンヤ学園長も昔は______」
スグル先輩はスマホを取り出してスクロールすると、私に手渡した
それを受け取った私と、ジンペイ君、マタロウ君も後ろから画面を見つめると____
「「『……えええええっ!?;』」」
スマホの画面に写るキンヤ学園長の昔の姿を見た途端、私達は驚きのあまり叫び声を上げる
その姿はキリッとした目つきとスッと通った鼻筋
スラッとしたモデル体型で手足が長く、まさに理想の体型だった
これを見た時、私は妖怪学園の中で一番驚愕しました;←作者
ラナ「確かに知帝来人は、スラッとして背が高いイケメンですものね」
豪万蛇「学園長、知帝来人は今どこに?」
タマヨ「さあ。キンヤ用のマスターキーを渡したから、学園内のどこでも自由に出入りできますし」
タマヨ学園長はそう言うと、再びお茶を点て始め、ジンペイ君は立ち上がる
ジンペイ「クッソー!ソイツの目的はいったいなんなんだ?」
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千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時