18話 ページ27
マタロウがそう叫ぶと、身体から溢れていたオレンジ色のオーラが赤色に変色する
魔天・空亡「……ぐぅぉぉっ!?」
すると、空亡の身体が黒紫色のオーラに変化し、マタロウに吸い寄せられていく
そして空亡は苦しみの声を上げてそのまま……マタロウの身体の中に入っていった
マタロウ「っ………!!」
閉じていたマタロウの目が開くと赤く光る
身体の中で“何か”が生まれるような感じがしながら、マタロウは空亡を吸収した負担でその場に倒れ込んだ
マタロウ「……っ…」
____
エンマダイ「何が起こったのだ……?」
ぬらり「マタロウが、空亡を取り込んだように見えましたが……」
この予想外の事態に、エンマダイとぬらりは驚いていた
____
『マタロウ君………大丈夫?』
マタロウ「…うん、なんとか………
ん?」
Aがマタロウに近づいて声をかけると、何も描かれていない 2枚のメダルが宙に浮かんで現れた
マタロウ「……メダル…?」
『(…このメダルから、異様な力を感じる……)』
何も描かれていないメダルを二人はジッ…と見つめる
ラント「………終わったのか?」
____
曇り空が晴れ、太陽の光が差し込む
その下で、草の上に寝っ転がるジンペイとライムは、共に肩で息をしていた
ライム「ジンペイ、キミは不思議だ
キミの考えていることが全く読めないし、計算できない」
ジンペイ「計算?そんなの当たり前だろ!
その場の思いつきで行動してるんだからさ!」
ジンペイは晴れやかな笑顔でそう言うと、ライムは起き上がり話を続ける
ライム「普通のヤツの行動は読めるよ。僕にはね……
でもキミは特別だ。それに……」
ライムは向こうの方を見つめ、ジンペイも視線をそこに向ける
その先には、ラントと須佐野、豪万蛇がいる所で笑っているAの姿があった
ライム「なぜかAのこととなると、変にうるさくなるし」
ジンペイ「でもらそれはライムも同じだろ?」
ライム「まあね。Aを見てると、なんだか落ち着かなくなるんだ……
特に笑顔を見ている時はね」
ジンペイ「確かにな〜」
ジンペイとライムは、Aの事を見つめて微笑んだ
ライム「それも加えて、やっぱりジンペイは頑固でだし、絶対自分の考えを曲げない
"強い者は弱い者を守るもの"とか、古臭いこと言ってるし」
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千鶴(プロフ) - 続きが気になりすぎるぅぅ(>罒<;//)早く続きを読みたいけど終わって欲しくない気持ちもある…。番外編とか日常とか読んでみたい。完結までずっと追いかけます!頑張ってください!!! (2022年2月23日 1時) (レス) @page49 id: a221853f3a (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 凄すぎるうううううううう!!! ここまで続けられている作者様が凄すぎて言葉が出ないです! 応援してます!!! (2022年2月11日 9時) (レス) @page9 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月11日 4時