Y学園高等部って、どれだけ豪華なのーっ! 10話 ページ1
タマヨ「………豪万蛇くんも分かっている通り、Aさんは多くの素晴らしいものを持っています
"美貌、性格、そして飛び抜けた才能"
それゆえに、Aさんは人からの注目を集めやすい
つまり、高等部に必要な人材であるのでございますよ」
豪万蛇「……おっしゃる通りです」
そして最後にタマヨは豪万蛇に対して、圧力を掛けるようにこう言った
タマヨ「ですので、"手に入れる"際には失敗することのないように」
豪万蛇「承知しました」
失礼します、と頭を下げて豪万蛇は座敷から立ち上がり、そのまま和室を後にした
タマヨ「………あの人が学園長の中等部なんて、潰れてしまえばいいのに」
____
Aside
ジンペイ「さっきの子、可愛かったなぁ〜!」
お土産屋から出て、美少女と別れた私達は、ぶらぶらと道を歩いていた
コマ「さっきのお土産屋にいた子?」
ジンペイ「あぁ!俺の好きなかんじの熟女だった!
ま、俺がこの世界でいっちばん大好きなのはAだけどなっ!」
『ありがとうね、ジンペイ君♪』
ジンペイ君が私の顔を見てニカっと笑ったので、私も優しく笑みを浮かべた
すると、私は考えるように少し俯きながらこう口にする
『でもさ……あのお姉さん、なんだか普通の高校生って感じがしなかったんだよね………』
ジンペイ「そうなんだよな〜。あー、名前聞いとけばよかった」
マタロウ「熟女っていったら、タマヨさんとかが熟女だと思うけど…」
マタロウ君の言葉に、近くに貼ってあるタマヨさんのポスターに目をやる
ジンペイ「ん〜……ムチムチ感がもっと欲しいんだよな〜」
マタロウ「ジンペイくんの熟女基準難しいね……;」
コマ「でも、ほんとに街もタマヨさんだらけ……」
コマ君の言う通りで、ポスター、像、看板なども全部タマヨで、あっちにもこっちにもタマヨさんだらけだ
エルゼ《はぁ、せっかくの街の景観を台無しにしてるよ……;》
『うん……私もそう思うよエルゼちゃん;』
私とエルゼちゃんは周りの景色を見回していると
前方から写真を手に持ったフブキちゃんがどこか不満そうに歩いてきた
『あっ、フブキちゃん!』
フブキ「あ、A……実はご当地プリクラ撮ってきたの………」
『プリクラ……?見せて見せて!』
何も知らない私達4人はフブキちゃんの後ろから写真を覗き込む
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ゆたんぽ。(プロフ) - 一番最初から、読ませてもらっています。更新楽しみにしてます! (2022年2月20日 8時) (レス) @page34 id: 71cc2f4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しみに見ています!翼夜さんの秘密が遂に分かりそうで、面白い!! 無理のない範囲で、更新頑張ってください!応援してます! (2022年2月10日 8時) (レス) @page37 id: 7a958e7a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月3日 3時