9話 ページ46
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今度は畑と畑の間のあぜ道に、メラ先輩となまはげ、ぬらり師匠が立っている
ぬらり「メラよ
お前に足りないものは"己を知ること"だ」
メラ「はぁ？俺のことは俺が1番分かってるぜ！」
自分のことを親指で指差すメラ先輩に、なまはげは口を開いた
なまはげ「いや、お前さんは分かってねぇ！
“ソイツ”に勝てたら認めるべ！」
なまはげは刀で指した相手は……
いつの間にか、メラ先輩の隣に立っていた獅子黒だった
メラ「獅子黒！？
親分が子分に負けるわけねぇだろ！かかってこいよ！」
獅子黒「……では遠慮なく」
それだけを口にすると、獅子黒は形相を変えて殴りかかったが、メラ先輩は後ろに飛んで避ける
すると今度は、メラ先輩の拳と獅子黒の拳が正面からぶつかり合った
メラ「ぐあぁっ！！」
しかし、獅子黒の方が力が強かったのか、メラ先輩は後ろにふっ飛ばされる
獅子黒「親分の実力はこの程度か？」
メラ「…言うじゃねぇか……オラァ！！」
再びメラ先輩は獅子黒に殴りかかったが、二発の拳は全てかわされ、逆に片足で腹を蹴られてしまった
メラ「ぐっ………まだだ、さっきのもう一回来てみろよ！」
メラ先輩はかなりのダメージを受けてしまったが、もう一度ゆっくりと立ち上がる
獅子黒「……何度やっても同じことだ」
そして、2人はお互いに向かって走り始める
メラ「(…俺はコイツには勝てねぇ……
だったら！)」ｷﾗﾝ
メラ先輩の目が光ると、近づいた途端に獅子黒を背負い…
そのまま畑へ思いっきり投げ飛ばした！
メラ「おらぁ！！」
獅子黒「……！？」
勢いよく投げ飛ばされた獅子黒は、地面と激突し、そこから砂煙が上がる
なまはげ「勝負アリじゃな！」
メラ「うっしゃあ！！」
なまはげ「“親分は子分より強い”という過信を捨て、相手の力を利用して、投げ飛ばしたんだべな！」
獅子黒「さすが親分だ」
獅子黒が横に歩み寄ってきてそう言うと、メラ先輩は少し嬉しそうに「けっ」と声を漏らした
なまはげ「オメエいい面構えになったべな！
わしの力を貸してやるべ！」
すると赤色のオーラの光がなまはげとメラ先輩を包み込み…
ナマハゲ「ナマハゲて候！
"ナマハゲ王"！！」
青い鎧を纏って鋭い刀を持ったイニシエHERO、"ナマハゲ王"の爆誕だ！
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ゆたんぽ。(プロフ) - 一番最初から、読ませてもらっています。更新楽しみにしてます！ (2022年2月20日 8時) (
レス) @page34 id: 71cc2f4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しみに見ています！翼夜さんの秘密が遂に分かりそうで、面白い!! 無理のない範囲で、更新頑張ってください！応援してます！ (2022年2月10日 8時) (レス) @page37 id: 7a958e7a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタースト | 作成日時：2022年2月3日 3時
