13話 ページ4
マタロウ「ジンペイくん?」
フブキ「A?」
コマ「二人とも待ってよ!;」
私とジンペイ君の後を慌ててコマ君たちが追いかけた
『えっ?』
ジンペイ「いない………」
曲がり角まで来てみたが、美少女の姿がどこにも見当たらない
しかし次の瞬間、マントを羽織った集団が現れ、私たちを囲んだ
『えっ、なに?』
?「その制服、中等部の生徒だな」
この状況に困惑していると、集団の後ろからリーダーらしき男の人が前へ進み出てきた
赤のたて髪、灰色の髪を首の横に緩く流してまとめ、マントの襟を広げた切れ長な目の持ち主
?「ここで何をしている」
ジンペイ「別に?ちょっと熟女を探してて」
ジンペイ君が呑気にそう話すと
その男の人____"須佐野オウジロウ"は、私たちを厳しい表情で睨みつけた
須佐野「ここは高等部エリア。中等部の小僧どもが来るところではない、すぐに立ち去れ!」
須佐野先輩の声とこの状況に、私とみんなの顔に緊迫の表情が浮かぶ
ジンペイ「ってか誰だよ!」
須佐野「我々はY学園高等部の治安を守る正義の自警団。その名も____」
「「「「「"須ン選組"だ!」」」」」←
マタロウ「ピッタリ揃ってる!;」
『(今思い出しだけど、須佐野先輩ってこういう人だったね……;)』
須ン選組と須佐野先輩はビシッ!と各々がポーズを決め、声を合わせた←
これを見たマタロウくんは驚愕し、私は前世の記憶を振り返りながら苦笑いを浮かべる
コマ「じゃあ、高等部生徒会とも繋がりがあるんですか?」
須佐野「あたりまえだ。高等部生徒会公認、忠義を尽くし生徒から一目置かれる存在
それが____」
「「「「「須ン選組だ!」」」」」←
コマ「毎回これやるの!?;」
再びポーズを決めた須佐野先輩たちに今度はコマ君が驚愕
ジンペイ「だったら高等部のボスキャラ"モーマンタイ"会長と会わせてください!!」
『"豪万蛇"会長ね?;』
ジンペイ君の無茶苦茶な間違えに私は苦笑して名前を修正した
須佐野「お前たち……」
「「「「「豪万蛇会長!」」」」」←
須佐野「に、何の用だ」
マタロウ「"豪万蛇会長"だけ合わせてきた!;」
須佐野先輩達にまたまた驚愕するマタロウ君
するとジンペイ君がすごい剣幕で須佐野先輩に言い放った
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ゆたんぽ。(プロフ) - 一番最初から、読ませてもらっています。更新楽しみにしてます! (2022年2月20日 8時) (レス) @page34 id: 71cc2f4fd1 (このIDを非表示/違反報告)
琥珀(プロフ) - 初コメ失礼します。いつも楽しみに見ています!翼夜さんの秘密が遂に分かりそうで、面白い!! 無理のない範囲で、更新頑張ってください!応援してます! (2022年2月10日 8時) (レス) @page37 id: 7a958e7a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年2月3日 3時