6話 ページ25
ツトム《本日より、高等部生徒会の一存で改定されて、ページ数が"従来の8倍"に……》
ツトムの報告を聞いたラントは
目の前に置いてある校則が載った分厚いファイルを開け、目を通した
ラント《授業中にトイレに行く者は厳罰に処す
他に、廊下を走った者、授業中に無駄話をした者、姿勢が悪い者……》
____そして、最後のページに書いてある文章を見てラントは絶句した
ラント《なお、竜世Aは特例により……
罰を与える代わりに、高等部生徒会に入ることとする………!?;》
____
再び授業中の私達……
そこには、先生の言ってることを聞きながらあくびをするマタロウ君
そしてグースカと眠っているジンペイ君がいた
『(う〜ん………注意したいけど、そうしたら何か言われそうで怖いな………;)』
そんな事を考えていると、またファーン!ファーン!とけたたましい警告音が鳴り響いた
そして、がらりと教室の扉が開いて姿を表した管理官の人達
管理官「寺刃ジンペイと玉田マタロウ
お前たちを"マナー講習の刑"に処す」
ジンペイ/マタロウ「「マナー講習!?」」
「座るときのコツは、背筋を伸ばし、顎を引くことです」
早速、講師であるメガネを掛けた女性が椅子に座っている2人に、正しい姿勢のことを教える
マタロウ「よかった、普通の講習っぽいね」
安心して小声で言ったその時、すると女性が「んん??」と首をかしげて声を漏らした
ジンペイ/マタロウ「「え?」」
「2人とも腰がすごく曲がっていますねぇ〜
“矯正”しましょう!」
女性が拳と掌を合わせると、プロレスのように2人の背中に圧迫をかけて、物理的な矯正をした←
「はい、以上です」←
『えぇっ………;』
コマ「2人とも体が伸びちゃってるよ〜!」
____
ジンペイ「くっそぉ〜!俺もう8回も罰受けてるし!!」
イラついたようにそう言うジンペイ君と、私達はフブキちゃんと一緒に廊下を歩いていた
ジンペイ「なぁにが上品だ!!もうこんな学校やめてやる!!」
ジンペイ君のその言葉に、歩いていたマタロウ君がハッと何かに気づいたようだ
マタロウ「それだよジンペイくん!!」
ジンペイ「え?」
マタロウ「これはきっと、豪万蛇って人の仕業だ!」
フブキ「どういうこと?」
80人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
耳黒パンダ - 高等部編!待ってました! (2022年2月19日 20時) (レス) id: 7e5314f463 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 楽しみにしておりました! めちゃくちゃ嬉しいです(嬉しすぎて語彙力がどっかいきました(´∀`*))! (2022年1月26日 6時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月26日 3時