11話 ページ11
今はえんら先生の言う通り、学園長室に来たほうが良さそうだ
ジンペイ「A、行こうぜ!」
『うん!ライム君、少しだけ待っていてね!!』
ライム君にそう言うと、私はジンペイ君と一緒に学園長室へ駆け出す
私とジンペイ君の後ろからは、後に続いてきているみんなの足音が聞こえてきた______
ライム「......」
____
[学園長室]
スクリーンには次々と学園が破壊される様子が映っている
キンヤ「ッ………」
キンヤ学園長は椅子に座って、スクリーンの映像で見ながら拳を握りしめていた
メラ「クソッ!アイツ遊んでやがるのか!!」
リュウスケ「すぐにでもなんとかしないとね」
ソファに座っているナユさんがスクリーンに目を向けて話しだした
ナユ「あれはマゼラの分離体です
マゼラが倒された時、細胞分裂のように分かれて、地面の下に隠れていたようです」
ラント「ではまさか、あのようなものが他にも!?」
クウカ「いいえ。今改めて学校中を調べたけど、異星人の反応はアイツだけよ」
少し焦っているラント君に、クウカ先輩がその情報を伝える
えんら「つまり、地球を脅かす最後の異星人というわけね」
ぬらり「かなり大きな力を持っているようですが...」
エンマ「だが、なんとしてでもアイツを倒さねばならん」
すると私は、ミューゼを見てみんなにこう言った
『という事は、アレを倒せば今度こそ全てが終わるってことだよね?』
ジンペイ「だったら簡単なことじゃねぇか!やっちまおうぜ!」
私の言葉に反応したジンペイ君がやる気の声を上げた、その瞬間___
後方の学園長室の扉と周辺の壁が吹き飛んだ!
『えっ?!;』
マタロウ「ヒィィィィっ!!;」
ラント「なに!?;」
煙の奥から現れたミューゼは、ギラリと目を光らせ、不気味に口角を上げる
ミューゼ「匂う…匂うぞぉ〜……ビッグなパーソンたちの匂い!
"殺し甲斐"がある匂い……♪
僕ちんパパ譲りで鼻が効くのだ♪」
私達の目の前に現れたミューゼを、私達全員が険しい顔つきになって身構える
ラント「行く手間が省けた!!」
ミューゼ「ギッギッギッ……僕ちんマゼラパパからぁ、力貰ってるんだぁ〜!
だから強いんだもんねぇ〜!」
ラント君はバレないように、私とジンペイ君に小声で声をかける
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耳黒パンダ - 高等部編!待ってました! (2022年2月19日 20時) (レス) id: 7e5314f463 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - 楽しみにしておりました! めちゃくちゃ嬉しいです(嬉しすぎて語彙力がどっかいきました(´∀`*))! (2022年1月26日 6時) (レス) id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月26日 3時