13話 ページ35
マタロウ「なんて事を……
これじゃあ僕が何のために一大決心をしてここに来たか分からないじゃないか！！
どうしてこんな事したの！！！」
マタロウ君は怒り気味でそう言うと、ジンペイ君はこう言い返した
ジンペイ「決まってんだろ、一緒に戻る為だよ
お前と」
マタロウ「……えっ？」
ラント君は私を見つめながら、口を開いた
ラント「Aのお陰で、私達は気づいたんだよ
マタロウ、君を救う方法にね」
マタロウ「どういう事……？」
いまいちよく分からないマタロウ君に私達は説明を始める
ラント「"YSP"は地球と繋がって生み出される力、
ゆえに妖怪や怨霊は地球上以外では存在する事はできない
すなわち、宇宙では変身ができない」
リュウスケ「その僕らが宇宙服を着る事なく行動できているのは何故だと思う？」
キュウビ先輩の質問に、マタロウ君は自分の身体を見つめながら答える
マタロウ「えっと……；
それは、妖力とかガイアエネルギーとか…
そういう力を使って"無意識に身体の周りに空気の層を生み出してる"ってティーダスが言ってたけど……」
すると、私は笑顔でマタロウ君をﾋﾞｼｯと指差しをした
『大正解！つまり私達の妖力は宇宙でも有効なの！！』
マタロウ「えっ！？」
『ということは〜………』
私はジンペイ君の方を向きながら、そう言う
ジンペイ「あぁ！俺達は宇宙でも妖力を使って高くジャンプしたり
強いパンチを繰り出したりできる！」
コマ「その力を宇宙服で使われる"ジェットブースト"の代わりに使えば、
少しだけ身体を移動させる事ができるんだ！」
コマ君は妖力を足から放出して、ｽｲ〜と少しだけ宙に移動した
マタロウ「でも、それくらいの力じゃ………」
まだ不安そうなマタロウ君の上を、浮いているジンペイ君とコマ君はお互いの手を繋いだ
チアキ「みんなの力を合わせるんだ」
ノズチカ「全員で地球に向かって妖力を噴射すれば、なんとか地球にたどり着ける」
『電池の"直列繋ぎ"や"並列繋ぎ"みたいに
私達みんなの手を繋いで力を合わせればいいというわけなの！！』
マタロウ「そうか、そうだったのか……！
みんな、ありがとう！
僕また、Y学園でみんなと一緒に居られるんだね！！」
嬉しそうに涙を流しながら、マタロウ君は私達に感謝の言葉を伝えた
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広美(プロフ) - 高等部編もファイト! (2022年1月25日 16時) (
レス) @page40 id: 0cc0a994b7 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ついに高等部に…！夢主ちゃんやキャラのこれからが楽しみです！主も学園yめっちゃ好きなので、応援してます！ (2022年1月25日 6時) (レス) @page40 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スタースト | 作成日時：2022年1月18日 3時
