11話 ページ33
霊体のティーダスはマタロウの後ろに立つ
ティーダス「君と共に過ごした時間は本当に価値あるものだった
君の目を通して見た地球は私には眩しい場所だった、いつか魂が再生しまた会う事があれば…
また友達になろう」
マタロウ「うん、また友達になる」
ティーダス「さよなら、マタロウ」
そう言い残したティーダスは光となって、天に昇っていき、マタロウの背後から消えていった____
マタロウは、ティーダスが消滅したことを振り向いて確認し、寂しさで涙を流す
マタロウ「…これで、本当の一人ぼっちか………」
ついに一人になってしまったマタロウは、涙を浮かべながら悲しく呟いた
マタロウは座りながら、今までの日々を振り返る
マタロウ「(楽しかったな、みんなとY学園でのみんなとの生活……
初めて会った時のジンペイ君のタックルには面食らったなぁ……
でも、ジンペイ君と一緒にいたおかげでこんな僕にも沢山の友達ができたんだ
そして、Aさんとも出会うこともできた……
それから、みんながヒーローになって応援して、熱かったなぁ……
ジンペイ君は思いついた事をすぐに口にするからツッコミも追いつかなかったよ……
そんなジンペイ君にAさんも少し手を焼いていたっけ……
怖い目にもいっぱいあったけど、今思えばそんな事の一つ一つが全部楽しかった
全部…全部……楽しかった………)」
ジンペイやA達の思い出を振り返ると、マタロウの瞳からは涙が溢れ出した
その涙は無重力で上に浮かんでいく
マタロウ「さよなら……みんな…………っ」
そう呟きマタロウは顔を下に向ける
………と
ガタンッ!
突然、物音がどこからか聞こえてきたのだ
マタロウ「!何……?今の音……?」
驚きキョロキョロと周りを見渡していると
次の瞬間____
バコンッ!!
マタロウ「うわっ!?」
丁度マタロウが座っていた場所のドアが開き、その勢いで顔を下にぶつけてしまった
マタロウは起き上がり、開いたドアの方を向く
マタロウ「な、何……!?」
ジンペイ「オッス!!」
マタロウ「じ、ジンペイ君!?;」
なんと!
開いたドアから顔を見せたのは、地上にいるはずのジンペイだった!
マタロウ「えっ、なんで?何処から?!」
53人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「妖怪ウォッチ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
広美(プロフ) - 高等部編もファイト! (2022年1月25日 16時) (レス) @page40 id: 0cc0a994b7 (このIDを非表示/違反報告)
時間の止まったリス - ついに高等部に…!夢主ちゃんやキャラのこれからが楽しみです!主も学園yめっちゃ好きなので、応援してます! (2022年1月25日 6時) (レス) @page40 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月18日 3時