転生愛され少女とワイワイ日記 Part12 【妖怪学園Y】【Nとの遭遇】 (ページ6)

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6話ページ6

ぬらり《望まなくても見えるのであれば、

お前にはあれと戦う力が、備わっているという事だ》

横を向いたぬらりひょんの視線には、再び突進してくる化けイノシシがいた

化けイノシシ《フンガァァァア！》

コマ《えぇぇぇっ！？むっ、無理です！；》

ぬらり《腕に意識を集中させ、守りたいと念じるのだ》

ぬらりひょんに言われ、コマは目を閉じて両手の平を前に向けた

コマ《まっ……守りたい！》

すると手の平が光り、バリアが発生し、

化けイノシシはバリアに阻まれ、吹っ飛んだ

コマ《ええっ？；》

ぬらり《今度は全身から拳に、力を集めるように意識し、強くなった自分を思い描くのだ！》

コマ《強くなった自分……》

コマは目を瞑り、両手に拳を握ると青いオーラが現れた

コマ《コマコマコマコマ！！》

そう言い続けて、コマは化けイノシシを両手の拳で何度も叩きつけ、

最後に渾身の一撃を与えると、化けイノシシは消滅していった

着地すると後ろにいるぬらりひょんにお礼を言う

コマ《“おじさん”ありがとう！》

ぬらり《おっ…おじさん……；》

往復ビンタを受けてしまったぬらりひょん←

コマ《僕は小間サン太夫っていいます。おじさんの名前は？》

ぬらりひょんはすぐに立ち直り、コマの方を向いた

ぬらり《全てを知る男“ぬらり師匠”と呼ぶがいい

私の教えに従えば、お前はもっと強くなれる》

コマ《ホントですか？》

ぬらり《ただし、この事は誰にも話してはならない》

コマ《はい、分かりました。ぬらり師匠、よろしくお願いします！》

そう言って、コマはぬらり師匠におしぎをした

____

コマ「………という事があったんだけど

Aちゃんは？」

ジンペイ「あぁ、いつぬらり師匠に会ったんだ？」

『うん、実は………』

____

Aside

[私とぬらり師匠の出会い]

『《ハッ！ハァッ！！》』

いきなりだが、小学生の頃の私は森の中で何者かと戦っている

実は自分の力をつける為に、時間がある時はこのように怨霊と戦っているのだ

敵の攻撃を躱すために一旦、後ろに下がる

『《今日の敵は手強いね………；》』

化け熊《グルルッ………！》

私は正面に立っている巨体を持つ化け熊を見て、そう口にする