3話 ページ3
____
そして三人は変身して、三角形に並んで準備する
クロック「それじゃあいくわよ」
獅子王・ナイン「うむ!/えぇ!」
クロックレディはコマンドメダルをセット!
ワーイ! エグゼキュート!
クロック「プラネットタイムバインド!」
獅子王・ナイン「うおぉぉぉっ!!」
獅子王とナインテイル、そしてクロックレディから青い光が放たれ、その光は学園全体を___
___地球まるごとを包み込んだ
ジンペイ「……あれ?」
コマ「みんな、固まっちゃっている……」
コマ君の言う通り、技が発動すると三人は全く動かなくなってしまった
ラント「地球全体の時間を操作する代わりに彼らの時間が止まってしまったのだろう……」
ジンペイ「えっ?でも俺達何ともないぞ?」
コマ「どこか変わったのかな……」
ジンペイ君とコマ君は自分の身体を触って確かめているが、特に異常は無いらしい
すると、私は上を向きながらこう言った
『いや、フブキちゃんの技は学園を囲むドームの外側がスローにしているんだと思うの
あれを見て』
私が指を差しているドームの外側の方には____
鳥がすごくゆっくりと羽を動かして飛んでいるのが見える
マタロウ「飛んでる鳥がスローモーションになってる!;」
ジンペイ「すげぇ!」
チアキ「これで時間は出来たっしょ」
しかし、スマホを操作しているクウカ先輩の顔から不安は消えていなかった
クウカ「駄目よ、鳥の動きと三人の妖力を計算すると持って後"5時間"…
敵の戦力に対して妖怪ヒーロー全員の力でも10分の1しか処理できない……;」
マタロウ「つまり今の10倍のパワーが必要……;」
これではフブキちゃんたちの苦労も無駄になってしまう…
すると、困り果てたジンペイ君は頭を抱え始めた
ジンペイ「クッソぉ!
こんな時、怪奇人間ベロンの"べローダ師匠"みたいな人が居れば!!」
コマ「最終決戦にパワーアップしてくれるのに!」
『でも、都合良く来てくれないよね……;』
私も困り果ててしまい、ジンペイ君とコマ君と一緒に叫んだ
ジンペイ・コマ・私「『師匠〜〜!!!』」
その瞬間、私達の記憶に何かがつっかかった
ジンペイ「あれ?師匠と言えば……」
『誰かいたはずだけど……?』
すると誰かの足音が背後から聞こえてくる
?「私を呼んだか?」
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作者名:スタースト | 作成日時:2022年1月10日 3時