転生愛され少女とワイワイ日記 Part11 【妖怪学園Y】【Nとの遭遇】 (ページ7)

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6話ページ7

？「エルゼ様」

エルゼ「！"アナン"」

エルゼちゃんに歩いて近づいてきたのは、褐色の肌にモノクルロイドを右目につけた少年

彼は“アナン”。私の記憶が正しければエルゼちゃん直属の“薬師”だったはずだ

アナン「腕をお見せください」

エルゼ「かすり傷だが……」

エルゼちゃんは切り傷がある腕を出す

アナンさんがそっと傷に手をかざすと、そこから輝く光が傷を治していく

エルゼ「いつもすまない」

アナン「僕は女王専属の薬師

傷付いたあなたを全力で治療するのが務めでございます」

『アナンさんの術、凄いな……』

何をしても気づかれないので、私は近くでアナンさんの光を見つめていた

エルゼ「だが手当は簡単でいい

すぐに城に戻って報告だ」

エルゼちゃんはｸｽｯと笑うがすぐに真剣な顔つきになり、兵士たちに命令した

「「「ハッ！/はいっ！」」」

そして、アナンさんとエルゼちゃんは兵士達と共に城に戻るために歩いていく

『私もついt…ｸｼｭﾝ!!←

………何で寒さは感じるんだろう…；』

寒さのあまりに温かいコートが恋しくなったが、私は寒さに耐えながらエルゼちゃん達に着いていった

____

私がたどり着いたのは大きな城

その中でエルゼちゃんは大きな玉座に座っている

「なんですと？」

エルゼ「間違いない。ヤツらは、赤き魔星より遣われし者たちだ」

『("赤き魔星"ね……)』

隣にいた私は、その言葉を聞いた瞬間に、

禍々しく赤黒い"アレ"を思い浮かべた

「という事は……！;」

？「赤き魔星がこのコーリー星を狙っているということか」

そう言いながら現れたのは、一人の男性

『あ！この人は』

エルゼ「えぇ、そうよ。"オゼロ"王子」

この人の名前は"オゼロ"、コーリー星の王子である人だ

オゼロ「言い伝えによれば、"赤き魔星は星を喰う"と言われている

あれを討たねば………我々は滅びる」

「これは速急に手を打たねばなりませんぞ！」

「いかがいたしましょう！女王様！」

その言葉を聞いた途端、部下たちから焦りと頼りの声が聞こえてきた

オゼロ「………っ…」

『…今………』

私は、オゼロさんの表情を見て様子がおかしいことに気づく