桃色の悪魔の幻想入り￤ ⸝⸝꙳ (ページ2)

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𝑆𝑖𝑑𝑒 / 銀河の果てページ2

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「やぁ〜っと、やっと …… やっとなのサ！」

　同時刻。ミルキーロードで、夢の泉の力を繋げたマルク。一番最初に出てきたが、全く主人公ではない。それどころかラスボスである。一度、主人公であるカービィを騙してポップスターを支配しようとしたレベルの。

　そんなマルクが何をしたかと言うと、一度は面倒がってカービィにやってもらった事 ―― ギャラクティック・ノヴァを呼び出す作業を終わらせたのだ。ギャラクティック・ノヴァは、呼び出される度に一度願いを叶えてくれる。マルクにとって、利用する価値が高い機械仕掛けの星だ。

「 𝑅𝐸𝐴𝐷𝑌・＞」

　と、喜んでいる内に願いを叶える準備が完了した様で。ノヴァが、いつものすこーしムカつく顔でマルクを見た。早く願いを言えという事らしい。

「ポップスターを巻き込んで、大事件を起こしてほしいのサ！」

「 𝑂𝐾＞

　 3・2・1・𝐺𝑂!＞」

　こいつほんと善悪の区別ついてないな。ノヴァにそう言いたくなる瞬間だった。だってそうだろう、大事件を起こせと言われて素直に起こそうとしているのだから。

　それは置いておいて……ノヴァは、大事件を起こそうとした。自分なりにポップスターについて知る中で、一度も起こった事の無い事件。……それは、幻想入り……まあ訳せば異空間に飛ばされる事だった。

　当然マルクも巻き込まれる。願った本人なので。視界が白い光に包まれた後、大きな爆発音が起こった。それも、今までに聞いた事の無い程で。多分、ポップスターの近くの星はこの音でガラスが割れている。

「ちょっ、何なのサこれは？！」

　瞬間、ポップスターの人口の約一割にも満たない、有名な者達がこの世界から消え失せた。

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