Hemerocallis (ページ30)

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YG「まだ帰って来ないのアイツ」

HS「今日もホテルだってマネヒョンが」

YG「そう」

Aが宿舎を出て今日で1週間

あの日以来宿舎に1度も帰らないAは、
今はホテル泊まりしているとマネヒョンから聞いた

Aに会えるのは撮影の時と練習の時だけ

でも運悪く、カムバ後の彼女と俺らのスケジュールは全くと言っていいほど合わなくて顔を合わせる機会は全然ない

運良く一緒になれた時は話しかけようと皆必死だけど、Aは嫌がって露骨に避けるから結局何も出来ないまま

連絡なんていっこうに繋がらないし、こうなる前、最後に会ったはずのグギはずっと不機嫌で話にもならない

結成から7年

俺らは今、
史上最悪の空気を漂わせている

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JM「今日こそ教えてよ！！」

「無理無理。Aが絶対言うなって」

JM「それでもボクらのマネージャーなのっ？！」

「Aのマネージャーでもあるからね俺」

皆この状況を打開しようと試行錯誤している中で、ジミンがずっとやり続けている事がある

Aの泊まっているホテルをマネヒョンから聞き出すこと

絶対に口を割らないマネージャーと絶対に口を割らせたいジミンの対決は毎回前者の圧勝だけど、そろそろ口を割ってくれてもいいのにと思う

情けないことにAの交友関係を全く知らない俺らは、誰に連絡をしたらいいかすら分からなくてだからこうして唯一頼れるヒョンに聞いてるのに、ヒョンは全く教えてくれない

当たり前のように、Aはずっと傍にいてくれる存在だとばかり思っていたから、こうなった今、Aの大切さを苦しいほど痛感してるんだ

リーダーとして自分が何も出来ないのが本当にいたたまれない

NJ「ヒョンお願いします」

「俺はAの味方だから」

どうしようもないこの現状が

何ひとつできない自分が

いたたまれない、

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