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この時期は特番の音楽番組や式典が重なることが多くて
毎年、寝不足になりながら臨むのが常である
同じ曲でも舞台セットが変われば演出もそれぞれ違うし、衣装ももちろん変わるから見せ方、歌い方も一つ一つ変化させる必要があって
あまり脳の容量の多くない私は覚えるのに毎回必死で、完璧を突き詰めると周りが見えていない時が本当に多い
ほら、今みたいに
いつもなら事前予想できることもできなくなってる
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『っなに、？！』
JK「ちょっと来て」
『やだっ…』
JK「いいから来て」
彼が自分の背後にいたなんて
どうして今になって気付くんだろう
愚か者
掴まれた右腕が
彼の思い通りに引っ張られる
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作者名：たんぽぽ
| 作成日時：2020年12月7日 20時
