復縁なんて絶対しません (ページ23)

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JK「Aの番号、俺の誕生日入ってるね」

『え？』

JK「ほらここ、0901」

『ほんとだ、』

JK「なんか嬉しい。
変えないでね、絶対だよ」

思い出として残る記憶の1つ

11桁の電話番号、下4桁

7年使い古すことになったわけ

それを今になって
変えるんじゃなかったと後悔してる

もうなにもかも最悪

彼との繋がりは、もうない

「電話したら？」

『知らない番号は出ないって前に言ってた』

「じゃあメールとか」

『それも迷惑メールにしてるって』

「えー…」

どうして彼のアカウントが消えたのかは分からない

メッセージに気付いたあの日、

結局既読も返信も付けないまま撮影に臨み
戻った頃にはもう、
彼のアカウントは消えてなくなっていた

私は手放されたのだろう

意固地になって既読も返信も付けない挙句

嘘と言えど熱愛報道が出て

それを否定せずにいるままで

彼ももう
｢復縁してやってもいいけど｣
そんなことを言うわけがない

だけど本当は心のどこかで

彼はそれでも追いかけてきてくれる

そんな都合のいいことを考えていたのかもしれない

彼は私を好きだから

絶対、離れることはないだろうって

でも実際そんなことなくて

彼が私の元から離れてしまった時

辛い

こんなこと、私が吐いていい言葉じゃないのに

何度も、何度だって

とどまらずに、吐き続けて

「これは直接会って話をするしかないじゃん」

『……』

「明明後日の式典でジョングクさんに会えるでしょ」

ねぇジョングク

私もうずっと

気持ち悪いままだよ、

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