勘のいいひと ページ32
.
──────────────────
Twich らっだぁさんがライブ状態です
あぺやる w/緑色 カツドウメイ
──────────────────
「"──いえーい！チャンポン〜！"」
「"ｲｴｰｲ!"」
「…カツドウメイアぺ上手すぎん？？」
「"ﾜｶﾙ、ｵｰﾀﾞｰﾒﾁｬｳﾏｲ"」
「"エェッ？そんなことないよ"」
「なんでマスオさん風なんだよｗｗ」
「「"ｗｗｗｗ"」」
≫GG
≫歌もうまくて顔もよくてゲームもうまいとか無敵じゃん
≫ｗｗｗｗｗ
≫大会あんまでないのもったいない実力だよね
────────
───…
「"緑君、これあげる"」
「"ｵｯ、ﾔﾀｰ!ｼﾞｬｱｺﾚ"」
「"まじぃ！？さすみど"」
「…何この疎外感」
≫草
≫よおぼっち
≫どりみーいつも以上にかわいいｗ
≫カツドウメイのお姉ちゃん感好き
────────
───…
「それじゃ、枠閉じてきまぁす」
「"はーい、おつ〜"」
「"ｼﾞｬｱﾈ〜"」
「……いや〜、今日もあざました」
通話ルームからの退出を確認し、視線をコメント一覧の方へ移す。背凭れに身体を倒し、スタンプやら何やらを眺める中。ふととあるコメントが目に留まった。
≫カツドウメイとここまで仲いいの知らんかった
「"カツドウメイとここまで仲いいの知らんかった"…あーねぇ…これ多分俺からは言った事ないと思うんだけど……カツドウメイって、活動者同士の付き合いってだけじゃなくて、実は古い友人なんすよねぇ。俺じゃなくて、その〜…俺の、元奥さんが」
≫え
≫マ？
≫なにそれすごｗ
「勿論あれだけデビュー当時から前線で活躍してたし、一方的には知ってはいたけどね。あれあれ、俺一時期ニコニコのイベント出てたじゃん？俺はその時初めてカツドウメイと知り合ったんだけど…まさか奥さんになる人の親友だなんて、思わないよねぇ」
遊び疲れたせいか、微睡む思考のままに口から言葉が零れる。カツドウメイとの関係は単に言う機会が無かっただけで、別に疚しいことはない。あの頃は若かったなぁなんて当時の記憶が脳裏に浮かび上がる一方で、段々と羞恥心もこみ上げてきてしまった。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 394人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
にゃむ吉(プロフ) - nnさん» コメントありがとうございます！分かる人には分かるようなネタを各所に散りばめているので、もしよろしければ引き続き読んでくださると幸いです。 (2023年1月15日 8時) (
レス) id: ba49f73308 (このIDを非表示/違反報告)
nn - 実際の誕生日と一緒なことに驚きました！ そしてお話も面白いです (2023年1月14日 20時) (レス) @page1 id: d2a3e7d3b4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃむ吉(プロフ) - 1さん» コメントありがとうございます。人物名については私なりの意味を込めて名付けており思い入れがあるため、そのような感想をいただけてとても光栄です！これからもまだ伏せているものもありますので、よければ引き続き読んでくださると幸いです。 (2022年3月26日 7時) (レス) id: ba49f73308 (このIDを非表示/違反報告)
1 - 名前の由来を知ると、これぞ伏線って感じがしてとてもワクワクしました。なるほどなぁとなりました。 (2022年3月26日 0時) (レス) @page19 id: 3bc86cc6f5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：にゃむ吉 | 作成日時：2022年3月12日 12時
