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シッマからの応援要請を受け、ひとらんとシャオロンと俺の三人で本丸へ向かい戦場を駆ける。トントンや大先生達のフォローもあり、想定よりも早くシッマと合流することができた。当初のルートは断絶されたらしく、この迂回ルートも本丸の間近まで来ている。この先の道が妙に静かなのが気になるが、今はシッマの部隊が無事であることが喜ばしい。
「シッマ！」
「…！ゾム！それにひとらんとシャオロンも…すまんな」
「なになに、シッマが弱音吐くなんて珍しいじゃん」
「…シャオちゃん、頼りにされて嬉しいならそう言ったらどう？」
「はぁ？それはその、ちゃうやん」
無傷の様子を確認し安堵したせいだろうか、張り詰めた緊張感が緩み言葉数も増えてしまう。一方でシッマの表情は硬いまま。すると戦況を知らせる無線の中に、
「"──…だ……"」
「"…A？おい、A…返事をしてくれ…！！"」
「…どういうこと？」
「！まさかアイツ…！」
「おいシッマ！傷の手当てせんと！」
ロボロの必死の掛け声が続くも、状況を呑み込めないまま。すると突然シッマが本丸に向かい一人駆け出してしまった。傷の手当ても儘ならない上に、一人で向かうなんて無謀すぎる。アイツらしくない感情的な行動が気がかりでがあった一方で道中は敵影が全くなく、そのまま重たく閉ざされた大扉の前にたどり着いてしまった。しかしどういうことか、肝心の部屋の中は全くと言っていい程気配が消え失せている。警戒しつつも扉を開け、中の様子を窺う。その時、俺たちの目に飛び込んできたのは、まさに"地獄"だった。
「…なに、これ」
「…！？A！！」
血塗れの姿で横たわる敵兵十数名の死体。その身体に刻まれた傷跡は、まるで俺達にこの場で起こった出来事を告げてくるような存在感を放っていた。そして玉座近くに転がる敵将
『これなら…多分ゾムもすぐ身につくと思うよ』
「(この切り口…間違いない、あいつの手口や…)」
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にゃむ吉(プロフ) - アイリさん» コメントありがとうございます。主人公の心情・状況を丁寧に表現したくこのような手法をとりました。少しでも楽しみのひとつになれたのなら幸いです… (2022年6月5日 17時) (
レス) id: ba49f73308 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - ちゃんと日記のとこ漢字かけなくてひらがなになっていくの好きやわ… (2022年6月4日 22時) (レス) @page20 id: 018c1614bc (このIDを非表示/違反報告)
ウイ(プロフ) - にゃむ吉さん» 了解です。意図的でしたのなら、口を挟んで申し訳ないです。これからも応援させていただきます。頑張ってください( *˙ω˙*)و ｸﾞｯ! (2022年3月19日 18時) (レス) id: 00820fe97a (このIDを非表示/違反報告)
にゃむ吉(プロフ) - ウイさん» メッセージありがとうございます。指摘いただいた内容については当初は意図した表記だったのですが、読み直すと確かに違和感もありましたので伝えたいニュアンスを含め修正しました。引き続きよろしくお願いいたします。 (2022年3月19日 7時) (レス) id: ba49f73308 (このIDを非表示/違反報告)
ウイ(プロフ) - 気になったのでご指摘させて頂きます。ps(分かりますか？)のセリフで『あり？』という物がありまして、『あれ？』では無いのかなと思いました。何か意図的にやっているなら申し訳ないですが気になったのでコメント失礼しました。今後も頑張ってください (2022年3月19日 7時) (レス) @page32 id: 00820fe97a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃむ吉 | 作成日時：2021年7月16日 16時
