Fo_自称白き魔王様に拾われました。 (ページ31)

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#皐月葵生誕祭2018◇前編ページ31

゜

「それじゃ、お祝いですよ。葵くん…」

「「「お誕生日おめでとう！」」」

「ありがとうございます！」

「これで『お兄さん期間』はおしまいだな？新？」

「ですね。でもって相棒期間の始まりです」

「あはは、どうぞよろしく！新！」

ｱｱｱ痒い！涙といっくん並みに痒いぞこの2人！！

捕獲しろぉぉぉおおお！！！

新の誕生日からちょうど一週間後の今日は葵の誕生日。

始の言う通りお兄さん期間、つまり年上期間はもう終了して葵は新に追いついた。

幼馴染と言えどこんな誕生日近くなくてよくない？

お母さんたちわざとなのかな？狙ったのかな？

「う…っ、お誕生日を迎えてますます笑顔が眩しいです！葵さん！」

「まるでキラキラのシャワーのようだ！！」

「わかる。私にも見えるよ…」

「なにそれ」

「ふふ、葵くん。これからもキラキラ笑顔が眩しいグラビの王子様でいてね？」

「王子じゃありませんが」

いやいや王子ですよ！

恋が吠えるのが分かったから駆と一緒に恋の口元を抑える

予想通りモゴモゴ何かを言っていたが気にしない。私は何も聞いてない。

「無理なく作りものでもない、自然な笑顔を浮かべていられる…そんな毎日にしていきたいと思います。それから自分だけじゃなくて、他の人も笑顔にするのが目標です！」

「素敵な目標だね？頑張って？」

「はい！」

「ﾌﾟﾊｧ!…葵さんなら余裕の目標です！」

葵と春の会話に相槌を入れてから

私と駆に向き直り、急に何するのさ！とプンスカ怒る恋。

良い雰囲気がぶち壊されるのを察知した

、駆と声を合わせて言えば軽く反論してから

葵さんの誕生日に免じて許す！と謎に許しを得た。

ちょっと分かんないけど葵王子万々歳

「個人的には…相棒の半分くらいは自由に振る舞うことも目標に入れても良いと思うな？」

「え…？」

「どうも。自由の申し子、卯月新です」

「存じ上げております」

「俺もお前達のお陰で、最近は割と好きにやっているしな？」

「「確かに」」

私も好き勝手やってる人の1人ですどうも。

年々頼もしさが増してるもん

そして自分の衰えも年々感じてますﾊｲ

(昔出来てたことが出来なくなってた時のあの絶望感ね。
これからたくさん味わうんだろうな…ｶﾅｼｲ…