#神無月郁生誕祭2017◇前編 ページ17
゜
「今日は大切な日だね。いっくん…」
「「「誕生日おめでとう！！」」」
「ありがとうございまーす！」
「祝・成人！これで遂にプロセラ全員で飲み会ができる訳だ！」
そう！今日でプロセラメンバーは皆成人済みとなりました！！
いやぁ〜〜！めでたい！おめでとう！いっくん！！
安定になりつつある、深夜のお誕生日会
慣れてきたからテンションもアゲアゲですぜ
「いきなり飲み会の話かよ」
「夢だったんだよ」
「わかる！私も18、19の時は仲の良い子たちと早く飲みたくて飲みたくて仕方がなかった！」
私自身が早生まれで相手を待たせてたから〜、って考えもあったんだけどね。
―――と続ければ、Aなら考えられるな。とか、でも結局は20歳迎える前に飲んでそう。とか、納得の声とバカにしたような声が聞こえた。
べべべ別に！？1月に成人式やって！？2次会、3次会で友達に混ざって！？のの飲んだりしてないし！？！？
そんな私の話はどうでもいいんダヨ。…あーでも成人式楽しかったなー。
「ぶっちゃけアルコールはあっても無くてもいいんだよ。皆でいつもより一段くだけたやり取りするのって良くないか？無礼講ってヤツだな！」
「ふむふむ、僕や海、夜、Aにも敬語は無しだね、いっくん♪」
「なるほど」
「誕生日プレゼント代わりに、ハードルが高い課題を要求されている！」
「そこまでのことか？」
「いっくん、どんとこい！夜呼びだ！」
「隼呼び♪」
「海呼び！」
「私はAって呼んで貰ってるけど、敬語だもんね！タメ口かもん！！」
「皆が妙に楽しそう！」
楽しいよ！普段あまり弄られる側に居ない人を追い詰めるのって楽しいよね！
今すごく良い笑顔してると思うよ。私たち。
「ええと…それはお酒が入って行けたら行く、ということで」
「「「「えー」」」」
「まだ飲んでも無いのに絡まないでください」
「いっくん、いきなり大人の洗礼だね」
「ま、お前はいつも出来すぎだから、ちょっとは弄られて困るくらいでちょうど良いんだよ」
「陽がひどい。でも、そうだね。大人になる前は大人ぶりたかったのに、いざ大人になったら子供でいたいと思う。不思議だ」
「分かる気がする」
やんわり断られた私たち。
この対応からして私負けた気しかしない
私が20になった時や今でも絶対に流されてるよ…見習おう。
(私はいつでも心は子供のままだよ)
(その年齢になったら少しは大人になろう？)
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作者名：(夏｀ω´)ﾉ茄 | 作成日時：2017年6月29日 22時
