#葉月陽生誕祭2017◇前編 ページ13
゜
「皆さん、準備は良いですか？」
「「「はーい」」」
「よーし、そんじゃあお前ら、せいぜい祝えよ！」
「こらこら。…それでは！陽…」
「「「お誕生日おめでとう！」」」
「サンキュー、野郎共！愛してねーけどな！」
「ここにレディーがいるのをお忘れなく」
「Aちゃんは長く一緒に居過ぎて女の子って感覚がない。良い意味で」
「どんな良い意味なんだろうね？」
無言にならないで？
対応に困るやないかーい
8月13日 今日は日本国民にとっては大切な日
そう。社会人の夏休み お盆
ご先祖様が此方へやってくると言われており、お墓参りをする期間。
陽の実家も例外ではなく、忙しいらしいが毎年日付が変わるとお祝いのメッセージが届く。
そんなお寺に生まれたお坊さんとかけ離れた髪色を持つ(偏見)陽の誕生日。
「陽！おめでとさん！一曲作っt」
「遠慮しておく」
「陽！おめでとう！ひとつドッカンとやっt」
「遠慮しておく」
「ツッコミが最早食い気味」
「こうして陽のツッコミ能力は鍛えられていくのであった」
「いやー全く求めてなかったわ」
「誕生日くらいツッコミをお休みすればいいのに」
「俺がツッコミをやめると無法地帯になるぞ」
「そうなったら駆と恋を叩き起こしてくるね！」
「それは後で俺が始に怒られるやつな」
数日前に海が始にキレられてるところを
偶然見た第三者の私も恐怖を感じたのを鮮明に覚えているので
さっき言ったことは絶対に実行しないと誓う。
「ふふ。陽っていうとツッコミかカレーか
「待って、俺の3大イメージが大分ファンキー」
「ここ1、2年でぐっと大人っぽくなったのも確かで…俺もウカウカしてられないなと思う訳です」
「ほぅ？」
おやおやぁ〜〜？
幼馴染トークが始まったぞぉ〜？？
空気をちゃんと読んで黙っていますよっと。
(これは面白くなりそうな予感…！)
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作者名：(夏｀ω´)ﾉ茄 | 作成日時：2017年6月29日 22時
