双葉【アイドリッシュセブン】 (ページ10)

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Ⅸ ページ10

『ゼロアリーナ、わたしは少ししか見たことないな。
まぁ、わたしの練習場所でゼロアリーナ前を使ってて』

紡｢あ、そうだったんですね!｣

『前と言っても、目の前に川があるあそこね』

紡｢でも、少しはアリーナを見てレッスンしてたんです。
それだけでもかなりモチベーションになったんじゃないですか?｣

『うん、めっちゃ勇気もらった。伝説じゃなくてもいい、
あそこの上に立つことさえできれば、わたしは悔いはない』

わたしの目標は、有名になることでも

芸能界にいる大物の人と仲良くなるためとかではない。

ゼロアリーナの壇上に上がる。それだけ。

それを成し遂げることができればアイドルを引退しても悔いはない。

『よければ、一緒に行かない?』

紡｢あ、はい、書類なども一応終わっていますし｣

『えへへ、じゃあ散歩だね』

外に出る許可を貰い、しばらく歩いてるとナギくんとばったりあって、

舞台演出とモチベアップのためにって言ったら、

一緒にいきましょうって流れになってやってきました。

ここからの景色、ひっさびさだなぁ……………

『ねぇ、わたしね、ここで練習してたんだ。
踊ってみたをパクっただけだけど、みんな声援をくれて、
その時にはもうすでに養成所に行ってたんだけど、
生半可なわたしを応援してくれる人が確かにいた』

ﾅｷﾞ｢わたしは思い出します。
わたしたちは、一度大きな失敗をした。
その時は皆さん悔しくて泣いていました。
星空の下でダンスして、
みなさん微笑んでくれた｣

『失敗は成功のもとっていうもんね』

ﾅｷﾞ｢YES! だから、IDOLiSH7にとっての思い出の場所。
こけら落とし、絶対に成功させたいです｣

その時、気持ち良かった気持ちは

とある1人の人間にぶち壊されることになった。