双葉【アイドリッシュセブン】 (ページ45)

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XLIV ページ45

ぎこちない態度で逃げようとする大和を千が掴むが

それを無理やり振り払ったことにより何かが地面に落ちる。

それは、白い粉が入った袋だった。

大和｢はは…｣

千｢何がおかしい…おい、嘘だろう｣

大和｢あんたには話したじゃないか。
俺は復讐にためにここにいるって｣

千｢復讐って……………｣

大和｢まだわからないのか。
あの人を殺した業界に対する復讐さ｣

千｢大和くん、まさか……………
小鳥遊事務所の落書きも、全部君が、｣

大和｢あははは! ざまあみろ! 百は一生歌を歌うことはできない!
今の気分はどうだ!! ……なあ…最高の5周年だろう!!｣

陸｢どうしたんですか千さん…って大和さん、何してるんですか!!｣

千｢止めるな! 彼がモモに毒を盛ったんだ｣

『や、やまと、さん、え、まさか、そんなはず、』

すでに千の中にある怒りは限界に達していて、

我慢して思っていたことを全て目の前にぶちまけた。

千｢モモの声が潰れることがあったら君を一生許さない!!
あいつが隣にいてくれたから、。僕は音楽を続ける事が出来たんだ!
僕にとってモモはゼロ以上のシンガーだ! お前たちなんかの!｣

百｢ユキ……………｣

千｢好きにはさせな……………
え、?｣

目の前に立ってたのは、紛れもないモモだ。

偽物でも仮装でもなんでもない、本物のモモだ。