双葉【アイドリッシュセブン】 (ページ44)

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NO side

過去に脅迫状が届いていたRe:valeのライブ。

そう、ついにこけら落とし三日目になったのだ。

千｢モモ、大丈夫か?｣

百｢今日、これだけのお客さんの前で歌えなかったら、
……………俺、もう、終わりだよね……………
はは、そしたら、新しい相方探していいからね｣

千｢バカなこと言うな｣

百｢今日は歌えなくても傍において脅迫状のこともあるし、
ゼロ党だっけ? 熱狂的なファンたちが
俺たちに何かしてくるかもしれないから…
なんかあったら、オレがユキさんの盾になります｣

千｢やめてくれ……………｣

百｢えへへ、5年間、
ユキと一緒に歌えて死ぬほどハッピーでした｣

その時、Re:valeの楽屋が開き、そこから楽が入ってきて百を呼び出す。

内容はわからなかったが、1人になった楽屋で

千は静かに苦しんでいた…………………………。

千｢嫌だ……………『二度』もパートナーを喪うのは。
僕がモモを苦しめてるのか…声が出なくなった原因｣

スタンバイの別の部屋に移動した時、そこには予想外の人がいた。

なぜか無関係なはずの二階堂大和がそこにいたのだから。

千｢待って｣

大和｢…なんですか｣

千｢何に触ってた｣

大和｢何って…｣

｢モモのペットボトル、触ってただろ｣

大和｢何言ってるんですか、見間違いですよ｣

千｢モモはそのジュースしか飲まない。
親しい奴なら、みんな知ってる｣

大和｢そうですね｣

千｢大和くん｣

大和｢どうしたんです、怖い顔して…｣