双葉【アイドリッシュセブン】 (ページ34)

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ﾅｷﾞ｢お集まり頂いてありがとうございます。
小鳥遊事務所、広報マネージャーの、六弥ナギと申します｣

いつもの少しカタコトの話し方ではなく、

普通の日本の人が話す様な流暢な日本語。

あのすみません、どこでその勉強した?

わたしの脳内はいつものナギくんと違うとしか思考が巡ってなくて、

内容についてはあまり覚えておる自信がなかった。

でも、問題は会見が終わる寸前に起きてしまった。

記者席の方から、赤いペンキのスプレー缶が曲げつけられたのだ。

ﾅｷﾞ｢マネージャー、大丈夫ですか!?｣

紡｢は、はい!｣

ﾅｷﾞ｢女性に物を投げつけるとは……………
衛兵! 直ちにあの者を捕らえよ!!｣

警察たち｢はっ!!｣

『え、衛兵……………?』

ナギくんたちにスプレー缶を投げつけた人物を追いかけると、

その目の前にいた人物は、姿はあの伝説のアイドルゼロだった。

そして、圧倒的な歌声で、みんなの歌を歌い上げる。

その歌声は、やはり威力があって、さすが伝説と言われる。

でも、違和感がある。

心の響いてくるものが何もない。

まさか、こいつは……………!?

三月｢違う……………｣

『三月さん、あの人はゼロではない』

三月｢あぁ、あいつはゼロじゃない!!｣

あれから、ゼロの復活は日本中に大打撃を与えた。

知らない人はいない、伝説のアイドル、ゼロ。

新聞の一面にも取り上げられたほどだった…。

その時、誰かから電話で呼び出しがあった。

その人物は、【九条天】だった。