双葉【アイドリッシュセブン】 (ページ27)

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龍｢母親の再婚相手が偶々ホテル経営者だっただけで、
本当の父親は沖縄で漁師をしているんだ。
俺も漁師になる予定だったんだけど、
親父の船が壊れてしまって、お金に困って芸能界に入ったんだ｣

『そう考えたら、わたしの理由なんてダメダメですね』

龍｢でも、本当に羽樂ちゃんの想いはそれだけなの?｣

『え?』

龍｢アイドルの姿の羽樂ちゃん、すっごくキラキラしてたんだ。
さっきの理由を聞いて、本当にそれだけなのかなって。
本当にそれだけの理由なのかなって、不意に思っちゃって｣

本当のアイドルとして輝きたい理由。

それはまだ、わからないけど、でも、

『まだ、わかんないです。
でも、他の理由も、こうやってしてく中で
ゆっくりと見つけていきたい、と思います』

龍｢そうだね。じゃあ、もうひと頑張りしようか｣

壮五｢はい! 羽樂ちゃん、たてる?｣

『さ、さっき言ったでしょ、
わたし足も捻ってないし怪我もしてないって!』

3人からのかなりの過保護は

この練習が終わってもなお続きそうです……………。

、

とある日の休憩時間帯。

お弁当を食べている時に、紡さんと万理さん、姉鷺さんから

ゼロアリーナを特別に見せてくれることになったことを聞いた。

観客席はまだらしいけど、ステージは関税したので

練習の成果をその上で3人にみてもらうんだって。

どうにかして、足、引っ張んない様にしなきゃ……………。